電留線

長いものを置く場所です

脚本家で追ってる俺vs女性声優お渡し会 in うたミルイベント Vol.2 ~CONNECT~ およびそこまでの歴史

はじめに

あなたの好きな物語はどんなお話でしょうか?

後に英雄と呼ばれる者が世界を切り拓いていく冒険譚?血湧き肉躍るバトルもの?はたまた胸を躍らせるような恋愛活劇?

この世には様々な物語はありますが、自分が好きなものには「日陰者が動くことで世界が変わったり変わらなかったりする」ものが多い気がします。例えば『カゲロウプロジェクト』だったり最近だと『ぼっち・ざ・ろっく』や『星屑テレパス』に端を発する令和きらら作品だったり、それこそ『Caligula』シリーズもその一つです。

 

さてそんな『Caligula』シリーズプロデューサーの山中拓也氏のTwitterアカウントより、2022年の4月末に以下のような告知がなされました。

まさにこれが私と『うたごえはミルフィーユ』というコンテンツとの出逢いで、ここまで2年弱付き合ってきたことになります。

そんな中でつい先日1月14日の日曜日に行われた「うたミルイベント Vol.2 ~CONNECT~」にて、表題の通り少々面白いことがありましたのでこれまでの自分とうたミルとの関わりも含めて書いてみようかなと思った次第です。

 

というわけでここで一つサムネ用画像を。

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帰宅部簡易活動記録

と言いつつ本題の前に今回の話の前提となる『Caligula』というゲームについても少し触れてみようかと思います。

 

初代ゲームの公式サイトにはキャッチコピーとして、こんなものが掲げられています。

理想(きみ)を壊して、現実(じごく)へ帰る――。偶像(アイドル)殺し×現代病理をテーマにした、次代の学園ジュブナイル

Introduction -「Caligula/カリギュラ」公式サイト-

ちなみにというか、うたミルのイントロダクションに掲げられているキャッチコピーも「アカペラ×女子高生×コンプレックス」*1というものだったりします。

 

また続編発売に際して山中氏に行われたインタビューにも色々と興味深いご発言がありました。その中から少々一つ引用させていただきたいと思います。

たとえば、病理や心の悩みに関して、「すごく個別的で具体的なモチーフが多い」という部分は意図的に作っていますね。「理解できないや」という人がいてもいいぐらいに、ターゲットを絞っているんです。普通なら共感できるキャラを多く出すと思うんですが、それはもう捨ててます。

 実際、「トイレでごはんを食べる」というその怖さを理解できない人のほうが多いと思うんです。「なんでそんなこと気にすんの?」って思われちゃう。でもそのぐらい絞って、尖っていった先では他のゲームでは救われなかった人が救われているはずなんです。だから、具体的に絞っていくというのは意識していますね。

「メジャーコンテンツで救われない人々を救う作品を作りたい」──若きプロデューサーの想いを込めた『カリギュラ』は、メジャーでもマイナーでも心が救われない、“汽水域(きすいいき)”に生きる人々に向けられたゲームだった

 

必要に応じてあらすじ等もご確認いただければとは思いますが、なんとなくコア層向けの鋭いシナリオの作品を創られる方だということはわかっていただければと思います。

うたミルにすでに触れられている方には心当たりもあるかもしれません。

 

豪運ロケットスタート

さて話を戻しまして、コンテンツ発表と同時に公開されたのがこちら、『ガーネット』のアカペラ動画でした。


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流石にこの時どういう印象を受けたかというと流石に覚えていないのですが、アカペラっていうことでまた変わったことをやろうとしているのかなとか、さすが声優さん方だけあってお歌が上手いなとか、ボイパもあるんだとかそんな感じだったと思います。

5月に入ってしばらくすると、念願のオーディオドラマが投稿されます。


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そしたらもう、後ろ向きで癖が強すぎる小牧嬉歌を主人公に置いたうえで、アカペラというなんとも輝いていない部活どうを切り口に描かれる一風変わった青春に見事に惹きつけられてしまいました。

それはそれとして、ミルフィーユの例えをCaligulaの山中さんが使ってきたというのは個人的に面白いポイントもありましたが、完全に余談ですね。メビウスやリドゥと(逢瀬つばめの)フェノメノンってなんか似てる気がするので。

テクトラ! - Yumemille feuille guruRemiX. -

テクトラ! - Yumemille feuille guruRemiX. -

  • provided courtesy of iTunes

 

それと同日、TwitterのDMに1通の連絡が届きます。それから1ヶ月、後に届けられたのは、思いもよらない贈り物でした。

というわけでまさかの懸賞に当たってサイン色紙が届いてしまったのでした。こういうの滅多に当たらないのでまさか引っこ抜くとは思いませんでしたね、しかもよりによって演者さん目当て勢とは言い難い私が。

それからもYouTubeに時折投稿されるアカペラ動画を楽しみつつ、グッズ発売を機に行なわれたファーストイベントに参加して生アカペラの迫力に圧倒されたりもしつつ時間を一気に時間を2023年4月まで進めさせていただきます。

 

質問スナイピング

2023年3月8日に1stシングル『SINGING』が発売されました。

それに合わせて少し空いた4月16日にリリースイベントがあり、自分は複数部あるうちの一つに参加いたしました。

 

まず開幕の驚きポイントとして、その時の座席は抽選だったのですが、まさかの最前席を引き抜いてしまいました。前述のような経歴で流れ着いた俺が本当にここに座っていいのかと思いつつ座っているとイベントが始まります。

 

確かまずはトークコーナーに入り、もう一つのサプライズが起きました。事前に質問を集めた中から読み上げるということで進む中、質問者として呼ばれたのはなんと「青梅さん」でした。そう、私です。

ちなみに、メモ帳に残っていた質問文は以下のようになっていました。最終な投稿の際に細かい文言は変えたかもしれませんが、要旨は変わっていません。

リリイベにご登壇のキャストの皆様、こんにちは。改めましてCDの発売おめでとうございます。

 

私は原作やシナリオが山中 拓也さんということで「うたミル」を知ったのですが、6名のキャストさんたちがアカペラはもちろんのこと、山中さんの他作品と同じく一癖も二癖もあるキャラクターたちを見事に演じられているなということで大好きな作品になりました。

 

直近では17話の更新もありましたが、そちらでもウタちゃんとクマちゃんに一つ転機となるような形になっていて面白かったです。

キャストの皆さんはストーリーについてどのような感想をお持ちでしょうか?また演じる際の原作のほうからのディレクションなども伺えると嬉しいです。

 

ちなみに17話というのはこちらになります。もちろん1話から観ていただきたいのですが、念のため張っておきます。


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普通に女性声優さん寄りのコンテンツの異邦人という認識は常に持っていたので、質問として投げはしたもののまさか読まれるとは思わず非常に驚いた記憶があります。というか司会のプロデューサーの方もまさかこのような文章を読むことになるとは思わなかった感じで、おそらく関係者として同席している山中さんに聞こえにくいようにかPAさんに頼んでBGMの音量を上げてもらっていたのも印象深かったですね。

 

質問からのキャストさんご返答についてもいくつかメモにまとめてあったので、それとなく文章にまとめて記載しておきます。

まずあったのは、17話の2分20秒ごろからのクマちゃんの念仏は原作者ディレクションが入ってこうなった事でした。もう一つ17話から印象に残ったシーンとして、確かレイレイ先輩役の松岡さんが8分47秒ごろからの結の荒削りながらも進もうとする主張をするところを挙げられてたように記憶しています。また全体として特徴的な物語であるというお話もあり、ここは特に首を赤べこのように頷きながらお聞きしておりました。

 

なんにせよ、普通に女性声優さんコンテンツとして追ってるフォロワーさんからの評判もあったようで何よりでした、質問の枠を無駄遣いしてなくて。

もちろん、1stアルバム表題曲の『SINGING』を含めたアカペラパフォーマンスも非常に良かったです。

 

ここからまた少しダイジェストになります。

5月10日、オーディオドラマ19話が投稿されました。


www.youtube.com

この時は知るよしもなかったのですが、ここから2024年1月に至るまでオーディオドラマ本編の更新は行われておりません。おそらくこの後に記すイベントで発表されたアニメ化に備えてということなのでしょうが、割と衝撃的なオチを持ってきてるので続きがみたいですね。

 

6月17日、CD付属のシリアルをもとに1stイベント「happy to sing」が開催されました。自分は情報出る前にその日の昼の舞台「トワツガイ」を取ってしまっていたので、物販は諦め夜の部のみの参戦でしたね。同じ池袋*2で移動に苦労しなかったのは助かりました。

そこではまさかの1stシングルカップリング曲『うたごえハイシックス』のアカペラ版の披露などライブ面で素晴らしかったのはもちろん、なんといっても最後にサプライズでアニメ化の告知があったことでしょうか。また朗読についても『うたごえハイシックス』ができた経緯の話になってて良かったので、動画版にて確認いただければと思います。


www.youtube.com

 

さてそこから2ndシングルならびにそのリリイベを経てやってきたのが、ようやく今回の本題2ndイベントになります。

 

ずっこけメッセージ

先述の通り、2024年に入って1月の14日に実施されたのが2ndイベント「CONNECT」でした。今回は朝から会場入りし物販に行き、イベント内でのサイン入りジャケット抽選会の券ももらい、会場付近で待機し昼の部に臨みます。

 

ここで一つ余談を、この日はイベ被りがありガストライブ*3に行くかどうかと迷っておりました。しかし昨年のアトリエ主体の方に行き『ソラノキヲク』を喰らえていたことから一旦うたミルにきて、もし「Wishreal -Phantastic re-Master 2020- 異世界輸入盤」の全曲をやる等の不測の事態があった場合は夜の部は当日券でそちらに移動することも考えておりました。結果的には昼夜共にうたミルの方になりましたが、いつかトライナリーのお友達6人が集まるライブにも行きたいですね。

ソラノキヲク

ソラノキヲク

  • FreyMENOW
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

話を戻しましょう。イベントが開演してすぐライブパートがあり、続けて今回も朗読パートがありました。今回も昼夜共にキャラの側面を掘り下げたりするもので、良かったですね。特に夜の部のクマちゃんにはかなり突き刺されたし、2年生コンビは相変わらず仲が良さそうで微妙に噛み合わなそうなところもありますし。

続けてトークコーナーと再びライブのコーナーがありました。これくらい場数を踏んできてると最初の音合わせやフォーメーションで次の曲がわかるようになってきてるのに自分でも驚きでした。その後には告知のコーナーもあり、無事3rdシングルの発売とそれに伴うリリイベが発表されています。

 

それに続いて先述のサイン入りジャケットお渡し会の抽選があったのですが、なんと43番にて引き当ててしまいました。3度目ともなると驚きも薄れるかというとそうでもなく、グッズを積んで券も積んだ人が当たりやすい都合上まさか引き抜くとは思わず普通に驚きました。

MC後にラストの1曲の「SINGING」を歌うとイベントも終わり、当選者のみ会場に残されます。ちなみにセトリはこんな感じでした。

 

しばらく待機したのちに、準備ができたということでロビーに通されました。一角についたてが立てられており、その中からキャストさんの声が漏れてきておりました。そこに番号順に呼ばれ、サイン入りの2ndシングルをもらいつつ少々お話会ができるといった形でした。

さてここで困るのが私のここまでの経歴です。なんとまさかの脚本家目当てなのでお渡し会の経験も話題も0、番号が若いので計画を練る時間もなく他の方の会話に耳をそばだてる時間もなく。そのためなんか無難なことしか言えなかったような気がします。せめて実は山中さん目当てだったので戸惑っていますってくらい言えば良かったですね、今思えば。まあこれを活かす機会があるかどうか……

 

やっぱりオタクやるのにもコミュニケーション能力って大事なんですね今の時代。鉄道オタクの面が今でも強いんですが、あっちで接近イベントがあっても自分は乗ったり見たりするだけなので。

まあそんな感じで昼夜参加しつつ帰りました。

 

再戦リリースイベント?

さて先ほど述べた通り出る3rdシングルにもリリースイベントがあるわけで、そこでももちろんお話し会はあります。ただ行くかどうかは決めきれていなくて、まず1つ目はトーク&ライブの会を優先したいこと、2つ目はどうせ今回もイベントのシリアルがつくにしても複数枚積むかどうか判断がつかないことです。

そして3つ目にして最大の理由が、リリイベ案内にある以下の記載でした。

※お話し時間は(中略)8秒となります。お時間になりましたらスタッフから合図をしますのでその場からご移動をお願いします。

……いや8秒で何か言えることってあるんですか?というわけでもしここまで読んでいただいたうえでお話し会の達人の方がいらっしゃいましたら、知見を授けていただければ幸いです。

 

 

おわり

 

 

 

 

余談

冒頭の通りうたミルと令和きららってかなり近いんじゃないか?って思っているので章題は星テレっぽくしてます

 

これを書きながら聞いてた山中さんのスペースにてされていた作品に流れる精神の話からも通じるものを感じました、面白いので聴いてください。私の投稿も読まれてたりします。

 

あとApple Musicでうたミルのプレイリスト作ってるので流しながら書いてました。全曲サブスクにあるので曲だけでも聴いてください。YouTubeにはMVもあります。

本音を言うとオーディオドラマをみてほしいんですが、先述の通りアニメの方にリソース吸われてるのかすごいところで更新止まってるので難しいんですよね

music.apple.com

 

トライナリー以上に十字架はもう背負えんよなになって逃げてたミルグラムですが、ライブが良かったらしいのでそろそろ復帰します。

 

 

本当におわり

 

 

 

*1:

utamille.com

*2:トワツガイはサンシャイン劇場で、うたミルはブリリアホールの下にある小劇場のharevutaiでした

*3:2024.1.14 | ガスト30周年記念 プレミアムライブ

マジカルミライ2023感想 〜「過去は」「今は」なんて蹴っ飛ばす最強のHEROがいた〜

はじめに

あれから一週間以上経ってしまいましたが、配信で見返してたらやっぱり書きたくなったので、改めて感想書いていこうかと思います。

それではサムネ用の画像を置いて始めていきましょう。

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あと、演奏された曲の動画を貼りまくってるので重いかもしれません。

 

参加した公演など

今回はマジミラ直前にシンフォニーのサントリーホール公演があったこと、そこに有給を割いていて金曜日も休むのは難しそうだったこと、そして日曜日は別用があったことなどから土曜の昼公演のみとなりました。あと千穐楽夜公演の配信は観ています。

大阪が終わったあたりからTLの空気感としてすごそうというのがあったので増やせないか画策はしてたんですが、うまく行かなかったですね。

昼夜で変わるっていう発想がなかったので、それに気づいてたら機材席で土曜夜を追加するのはやるべきだったかもしれません。

 

当日ライブ以外

普通に家からの参戦だったので開演時間に間に合うように幕張に着きつつ、そのまま昼の部へ参戦しました。

終演後に企画展回ったりフォロワーさんにご挨拶したりしてます。

 

企画展で今回印象的だったのはグッスマブースでしょうか、せっかくのマジカルミライねんどろなのでこうやってライブ会場風のセットで撮れるというのはありがたかったですね。

あとアイプラコラボで結構お世話になったのでお迎えしようと思っていた10th様ねんどろはもちろんのこと、蔵出し品を狙ってた船長さんfigmaもいい感じに押さえられて何よりでした。当時はねんどろお迎えできたしということで見送ってしまったので。

後述する『HERO』のパフォーマンスが本当に良かったので、トップの等身大像に限らず随所に今年のマジミラミクさんがいるのに感激してた感じもありましたね。

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あと帰りはついでに渋谷にミクさんの広告を見に行ってました。センター街のBGMがミクさんになってて、その中に『ブループラネット』も入っていたので良い感じにライブ後のクールダウンになった気がします。多分16周年記念の配信アルバムだったのかなあれ。

 

ライブ感想

今回は全曲が既に知っている曲だったわけではないので、かなり文量にばらつきが出ますがご容赦下さい。

また、現地に行った2日目昼公演ベースで配信で見た千穐楽夜公演のことは軽く振れる形にしたいと思います。

  • 0曲目 『ネオンライトの海を往く』

開演前最後に流れる通称“0曲目”。

もちろんどんどん音量が上がっていく音響の効果もあるでしょうが、それ以上にこの曲の静かに立ち上がりながらも激情を重ねていく感じがマッチしていたと思います。

そして直近の鼓童ミクライブには参戦していたのですが、マジミラは2020からなので声出しありはこれが初めてでした。なのでこの段階ですでにかなり声出していくんだという驚きもありましたね。

それはそれとして、『インビテーション!』を本編でやれないならせめて0曲目で聞きたかった思いはあります……

 

  • 1曲目 『カルチャ』


www.youtube.com

アルバム当確曲の初音ミク枠というだけなら割とマジミラではよくある感じのスタートらしいですが、曲が滅茶苦茶強いのでもうここでやるのかという印象が強かったですね。いきなりボルテージをフルにさせられました。

あとはやっぱり"c u l t u r e s h o c k"のところのコールでしょうか、ちゃんとできるかなと思っていたらちゃんとプロジェクションされる親切設計だったのは少し面白みも感じました。

おそらくこの一曲目は"今"の曲にあたるのかなと思います、いやミクさんのCD確定枠は毎年そうではありますが今年はより一層。

それとこれは今回の全曲が対象なんですが、サイドモニターに歌詞表示があったのに少し驚きました。まあ初見のボカロ曲は調声にもよりますが全くわからんこともありますし、全部の曲で舞台上部への歌詞表示をするのもなんか違う気がするので今後も続けてほしい施作だと思いましたね。特に今回は大阪だと“あの曲“のフルは初公開だったわけですし。

 

  • 2曲目『神っぽいな』

  • 3曲目『ゴーストルール』

続いてミクさんから2曲、どちらもライブ映えする有名曲といった感じで良いチョイスだったと思います。

ここで前日共通枠に『神っぽいな』が入っているのは何らかの意図を感じなくもないですね、終盤へのロングアプローチというか、初音ミクは神かどうかという視座というか。

そして3曲目がそれこそ"過去"の名曲揃いなところも意図を感じるところがなくもないです。

 

余談ですが自分は本当にcosMo@暴走Pが好きなので、この枠に『初音ミクの消失』が入る3日目のチケットをとっておかなかったことをかなり後悔してます。夜の部なら無理すれば行けなくもなかったのですが……しかし消失だけあんな風に全曲ラストに演出が食い込んでるのすごいですね。ただ激唱もなんですが、ダンスモーションの関係なのかフル尺ではなくDIVA尺になっちゃうのはちょっと今後やる時にはどうにかしてほしいなとは思いました。

あと意外にもwowaka曲もライブでは未経験のはずなので、1日目の『ローリンガール』とかもちょっと気になってます。

 

  • 4曲目『GEDO』

  • 5曲目『ヘッジホッグ』

  • 6曲目『8HIT』

続いてはリンレンのコーナー、CDから2曲に加えてデュエット曲というセトリ全体からすると手堅い感がなくもない形でした。でもどの曲も良い感じに上げてきてくれていたと思いましたね。

ここで特筆したいのは日替わりだった6曲目に3日目で入ってきた『いいねってYEAH!』でしょうか。ついに16歳になって普段にも増して主役感のあるミクさんにも全く臆しないのが鏡音って感じがあるというか、対抗心がある感じで良かったと思います。

 

  • 7曲目『レッドランドマーカー』

  • 8曲目『ラムネイドブルーの憧憬』

続く2曲はMEIKOコーナーになります。『ラムネイドブルーの憧憬』は寡聞にして知らなかったのですが、赤と青のサイリウムがとても綺麗でした。

さてこの先も含めて今回のセトリの話を少ししますと、MEIKOだけではなくKAITOとルカを含めたいわゆる“年長組“のソロ曲が2曲ずつちゃんとあったんですよね。ここ最近はV1ふたりのアニバーサリーだったりマジミラ自体の10thでテーマソング全部やった皺寄せだったりと、不規則になりがちなところだったのでちょっと嬉しかったです。

 

  • 9曲目『king妃jack躍』

  • 10曲目『Weekender Girl

続く2曲はミクさん枠、今年の公募曲と2曲目の日替わり枠へ。

『king妃jack躍』はイントロが長めに取られていたのが結構印象に残っていますね。そして落ち着いた曲調ながらしっかりと盛り上がるのは流石の公募曲といったところでした。

10曲目はどうも最近やったことのない曲からが多かったようで、確かに他の日のセトリを見てもこれは確かにライブで見たことないなとここでも“過去”を感じました。

 

  • 11曲目『抜錨』

  • 12曲目『Hello, Worker

それに続くはルカさんの2曲、これもCD確定枠と日替わり枠が一つずつでした。

『抜錨』はマジミラでルカさんが充てられやすいバラード寄りのナンバーだったなという感じですが、まあ今年のルカさんはもう一つのCD確定枠が弾けてるのでバランスは良かったのかなと。

で、私が引いた日替わり枠の『Hello, Worker』についてなんですが。長いことこの曲は聴いてなかったかと思うんですが、社会人になってしかもライブという場で強制的に対面させられると歌詞の一つ一つが重くのしかかってくる感触がありました。でもだからこそ、それを朗々と詠い上げるルカさんの姿が記憶に焼き付けられるような感がありました。

あと3日目の『星屑ユートピア』についてはもちろん曲もいいんですが、V4モジュールってそういえばマジミラだと初見かもしれないかなと思ったりもして新鮮でした。もう少し使う曲増えないですかね。

 

  • 14曲目『敗走』

続いてはKAITOのコーナー、こちらもCD確定枠と日替わりで1曲でしたね。

先述の通りcosMo@暴走P推しなのですが、その影響でマジカルミライ2021はそこそこ行っていました。この時はKAITO15thのアニバーサリーということで色々な曲をやったのですが、その声出しありのリベンジといった感じで結構いい感じでした。

そしてCD確定枠の『敗走』は直球のバラード曲なのですが、開幕のキーボードから特に沁み入るいい曲でした。ライブでもやっぱりこういう曲があるといいですよね。

 

  • 15曲目『erase or zero

  • 16曲目『drop pop candy

  • 17曲目『フェレス』

ここは3曲続けてデュエット曲のコーナーでした。まさかのルカとリンによる『drop pop candy』がCD確定枠ということで今回のデュエットはわりと変則的な組み合わせなのかなと思っていましたが、まさにその通りでしたね。

KAITOコーナーから続けてということもあり『erase or zero』が流れた時のボルテージの上がり方にはすごいものがあったと記憶しています。ただ、KAITOアニバーサーリーの日替り枠に入っていないどころかしばらくやってなかったらしいのは少し驚きました。DIVAでも馴染み深いからてっきりそこそこの頻度でやっているかと。

『フェレス』については自分は初見の曲だったのですがサビの「Rumor go」のコールとかでしっかり盛り上げてくれて、そもそもとてもカッコいい曲でいいチョイスだなと思いました。また、ライブの場でMEIKOとミクさんがデュエットするのは初めてとのことで、ミクさんが16歳の誕生日のこのタイミングで来たのはなんかいい感じですね。クリプトン一座の1番目とCVシリーズの一番手で感慨深いというか。

そして何より印象深かったのはやはり『drop pop candy』でしたね。リンちゃんがかわいい曲はよくあるんですが、ルカさんまで可愛い曲はライブだと珍しいところです。そのうえダンスも曲に合わせたカワイイ感じのやつで本当に萌えでしかなかった感じでした。いやほんと今回のルカさん可愛かったんですよ……あとリンちゃんとの身長差もいい感じでした。

 

  • バンドメンバー紹介のコーナー

ここで毎年恒例のバンドメンバーの紹介のコーナー、みなさんすごいパフォマーンスをされているのですが現地では見ずらいので、サイドモニターや配信様々ですね。

そして今回印象的だったのが、最後にミクさんが出てきて「ボーカルは〜〜?」と聞いてきたことでしたね。マジカル“ミライ”→未来→ミクさんって感じで座長の風格を感じました。このあとに続く曲がどれも強いのもありますし。

 

  • 18曲目『ネクストネスト (Magical Mirai 10th edit)』

  • 19曲目『ブレス・ユア・ブレス』

  • 20曲目『グリーンライツ・セレナーデ』

  • 21曲目「Hand in Hand」

バンドメンバー紹介のあとは毎年強いセトリになりがちですが、ここから4曲は歴代テーマソングのコーナーでした。『Hand in Hand』以外は日程と昼夜に応じ2パターンある感じだったようです。昼夜でセトリが変わるというのは自分の行ったことがあるマジミラでは未経験だったので、昼夜押さえておけばと反省しているところでもあります。まあ『初音天地開闢神話』には2年連続で遭遇できているので、ここで1年空けるというのも次の機会が楽しみになるというものです。ただ「♪V♬♫♩V♬♫♫V」もサイドモニターに表示されたらしいと聞くのでそれは見たかったですね、次回以降で歌詞表示がなくなるかもしれないので

1曲目の『ネクストネスト』は昨年の1曲目に続いてでしたね。長年なぜか演奏されなかったらしいのですが、結構コールが映える曲(“ネクスト ネスト”等)なので今年改めてできたのはいい機会だったと思います。

2曲目の『ブレス・ユア・ブレス』は……すでにXで書いてるのでまずそちらを少し。

去年に声出しなしで経験してしまっていたからこそ、コールというのがこの詩を紡いだ和田たけあきさんとライブに参加する者とのリンクを強めているように感じてしまいましたね。それもあって私は誕生日は祝わない方がこの曲のライブとしては合っているかなという結論です。まあでも、誕生日を祝うことでこの曲の印象を塗り替えるという意見もあっていいかなとは今では思います。あと、「さあ、未来へ」のところもコールしてるのは配信で観るまで気づかなかったので今後の教訓にします。

日替わり3曲のラストは『グリーンライツ・セレナーデ』。鼓童で実は声出しありでの遭遇は既にしているのですが、それでもこの曲は特にテーマソングの中でも直球で盛り上がる曲だなと再認識しました。最後の例の歌詞をマジミラ版で全力絶叫できたのもありますし。余談ですが、『トゥー・ユー・グリーンライツ』も最高だったのでクリエイターズマーケットで『光が灯るまで 増補版』も買っちゃいましたね、本当にどちらもいい曲です。配信で気づいたんですが、「虹色に輝く」っていうラスサビの歌詞に合わせてステージのライトも虹色に輝いてたんですね。

その後に控えるのは『Hand in Hand』、鼓童は別としてここ数年幾度も終盤のキメ曲たちの前に対面してきた曲です。そのためどこか慣れから弛緩した感じとピークへの期待感が入り混じった不思議な会場の感じだった気がします。今年は応援映像の公募はなかったのでなくても良かった感じはありますが、最初の3曲が初音ミク自体の“過去”を探る形だったのに対しマジカルミライの“過去”を探るのに必要な曲だったということでしょうか。

 

そしてここでMCが入りましたが、どうも色々な方の反応からして公式系のライブ初音ミクがライブに出演する演者ではなく人間の被造物であるバーチャルシンガーの1人としてコメントしたのは初めてだったようです。それを念頭に入れてアーカイブを何度か見返してみたのですが、その後に控える曲やパフォーマンスも含めて一つの転機のようなものは新参の私にも感じ取れました。

そんなMCから生じる期待をしっかり受け止められる、今回のセトリにおいて明らかに核になっている曲が次にかけられます。

 

  • 22曲目『ブループラネット』

そして披露されるのはつい先日、彼女のバースデーの日にフルが公開されたばかりの『ブループラネット』でした。ちょうど8月半ばに行っていた大阪でも動画公開前なのに披露されたということで、そっちも経験してみたかった気持ちはなくもないですね。いやコミケを選んでしまったんですが。

『ブループラネット』という曲自体は動画を介して見聞きしてはいたんですが、どこかMVが理解を阻害しているような気がしていて掴みきれていない感覚がありました。しかしこのマジカルミライという場で公式の初音ミクがパフォーマンスすることで、ようやく何か掴めたような気がしました。

好きな歌詞のことについて一つ触れますと、このブログの表題にした通り「『過去は』『今は』うるせえ関係ねえ」でしょうか。彼女の名前であるミクはよく"未来"と紐付けられますが、それを体現させるようにまだまだ走り続けていくという決意が感じ取れるような気がします。またこのライブに限った話になりますが、大トリに控える"あの曲"のパフォーマンスが本当に破天荒なのでそれに対する導線のような気もしました。

今回用いられたモジュールについても少し。開幕で16th衣装っぽいけど創作の翼はどうしたんだろうと思ったら、ラスサビで突然出現したのは本当にびっくりしましたね。しかも想像していた文字通りに翼のようなものではなく、あくまで個々の創作に関する個々のモチーフが浮遊しているだけでそれがたまたま翼のような形に並んでいるという形式だったのには驚きました。考えてみればそのような形である方が自然ですが、普通に翼として描かれたり立体物になっていたりしていたためその発想まで至れなかったですね。

それと少し配信の話になるのですが、「パートナー」という歌詞をやたらとアップで抜いているような印象を受けました。この歌詞を大事にしてほしいってことでしょうか。

 

この曲でいったんライブは終わってアンコールへ、声出しありだとミクさんの名前を呼ぶ感じなんだなというのも一つ発見でした。

 

  • アンコール1曲目『Birthday Song for ミク』

再びの幕開け一曲目はまさかのミクさん以外5人でのこの曲、確かに16歳の誕生日に相応しい曲ではありますが予想外だったのでかなり驚きましたね。

全体的なパフォーマンスとしても5人がミクに歌うというこれまたあまりなかったような形式で、コールの起きる場所もあったのですが煽られてといった感じではなかったので核としてはそちらだったように認識しています。

なんか多人数曲は難しいと聞いていたので、昨年の『Blessing』から引き続きというのは流れがきてる感じありますね。いつか「うろたんだー」やりません?シンフォニーではやってるらしいですし。

 

そのあとはMCで改めてミクさんのお祝いをしつつ、最後に控えるのはもちろんまだやっていないテーマソング……なのですが。

 

  • アンコール2曲目『HERO』

本当に今回の『HERO』のパフォーマンスは最高すぎて、最後の最後になんちゅうもんを魅せてくれたんじゃってなりました。何から書けばいいのか分からないくらいです。

まずはやっぱり、ステージに現れた時のスタンスですね。まさかのメインビジュアルと同じくスピーカーの上に座り込んでの登場!その後もMVみたいなパンチをしたり2番の出だしは地べたに胡座をかいての高速歌詞詠唱をしたりと、これまでにないほど治安の悪いパフォーマンスで本当に最高でした。それでいて1番ラストでは凛々しい顔で「その手を引い」てくれたり(そんなんついて行くしかないという勢いで)、2番のMVだと花畑をいってるあたりが顕著なんですが妙に可愛いところもあって脳のかなり変なところを刺激された感覚がありましたね。

続けて触れるべきはサイドモニター映像でしょうか。去年の公募曲『Loading Memories』でお披露目されたステージ上のダンスに背景をつけてサイドモニターに流す演出が、テーマソング用にパワーアップして帰ってきたという感じで軽く腰を抜かしてましたね。ここまで使わなかったからてっきり今年はないものかと思っていたので。スピーカーの並ぶ背景が衣装やパフォーマンスとマッチして最高で、C13ブロックとかなりモニターに近いところだったのでかなり叩きつけられている感覚がありましたね。

少々曲自体にも触れましょうか。最初に今年のテーマソングがAyaseになったと聞いた時、正直どんな曲になるのか読めないなという感触がありました。Caligula2や水星の魔女で氏の曲には触れていたので高解像度のものを出されるという印象はあったのですが、果たして初音ミクという主題だとどのような仕上がりになるか読めないところがあると踏んでいたので。しかしMVとともにフルが公開された時、私は不明を恥じる結果となりました。初音ミクとヒーローというモチーフがそこまで脳内で結びついていなかったところを、直列で結び付けられたかのような衝撃でした。

さらに一つ加えると、今年のマジカルミライの初音ミクのビジュアルについても第一印象としてはかなり冒険しているなという印象でした。よく見るとツインテールじゃなくてツインリングだったり、緑とともに赤もだいぶ押し出されていたりと。しかしMVでの活躍に加えてステージ上で派手に暴れ回ってる姿を魅せられたら完全に惚れ込んでしまいました。多分来年ねんどろ買います。まあ「真っ赤な色はヒーローの色」ですからね……緑と赤のサイリウムに照らされて加熱する会場の空気は今も灼き付いている気がします。

 

 

個人的なセトリ講評のようなもの

今回のライブはやはり、初音ミクがリアル16歳を迎えるにあたり製作された『ブループラネット』と同年のマジカルミライテーマソング『HERO』、この2曲のシナジーやそこに至るまでの地盤を作るような選曲が光ったかなと思いました。

この記事のタイトルにしたようにひたすら未来を見据える『ブループラネット』と、これまでのマジカルミライとはかなり別基軸を繰り出す『HERO』はそれだけでコンボとして完結しかねないほどシナジーがあります。それでもこの16年目に至るまでに数々の曲があり、また初音ミク以外のバーチャルシンガーもいた、そういったことも確かに主張していたのだと思っています。

 

今回は過去のテーマソングが多めのセトリでしたが、その中でも演奏されなかったものが2つあります。それについても少し捏ね回したいので触れてみましょうか。

まず一つ目は『フューチャー・イヴ』。前年度のテーマソングは披露されるのが定例ですが、今回はなぜかセットリストから外れていました。個人的にはそういった当たり前を壊して行こうとしているとか、これもまたテイストは違えど未来志向の曲なのでバッティングしてしまい抜けたとかの理由も考えていますが、確信しているというほどではありません。『初音天地開闢神話』も小説版からしたら状況が変わりすぎていて未来の曲にしか思えないのに入ってましたし。なんにせよいつかまた演奏される機会があれば嬉しく思います。

さてもう一曲は……『砂の惑星』です。

この曲自体について私が今更色々ということはないと思います。なので少し気付いたことをば。

今回のセトリで2つの柱になっている『ブループラネット』と『HERO』にはいずれもこの曲を意識したような歌詞が入っているという共通点があります。前者では「バトンについた砂払った」と「もう突き進むだけサンゴーズアップ」、後者では「ハッピーバースデー」と。前者は“バトン“という形で特に継承という側面を強く打ち出しているようにも思えますが、それゆえに今回のパフォーマンスになかったとしても息づいているものがある気がしました。いまだに人により受け取り方が異なる曲であり、去年できたのも10周年の狂乱に紛れてという感もあった気がしますし。

 

なんにせよ、これからも初音ミクのライブはどんな形であれ続いていくようなそんな気分にさせてくれるいいイベントでした。無事決まった来年のマジカルミライはもう少し多めにチケットを取りたいですし、8月なのでまたコミケと被りそうですが勘案しつつ初開催となる福岡にも飛びたいです。

来年の雪ミクにもライブあれば行きたいんですが今のところそういった告知はないんですよね、追加されるといいのですが。かなりセトリの癖が強くて通好みらしいと聞くので参加してみたいですし、今年のマジミラ札幌は予定が合わず行けなかったので。

 

最後になりますが、今までも未来を魅せてくれた貴女が16歳のこの1年間のみならずこれからも色々な姿で立ち現れてくれる日々が楽しみです。

魔法のような未来はイマ目の前に マジカルミライ10th東京公演感想兼セトリ解説(後半)

はじめに

前回投稿した通り、思ったより長引いてしまった記事の続きになります。

 

plum-branch-line.hatenablog.jp

 

こちらは配信アーカイブ見返してから書いているのでそこで気づいたことも混ざってきますがご容赦ください。

そしてこれはまたサムネ用の写真です

 

バラエティのコーナー〜バンメン紹介まで

前回は曲数基準で『初音天地開闢神話』を折り返し地点としたので、マジカルミライに登壇するクリプトン社製ボカロ総出の日替わりコーナーからになります。3日目は“emon”さんの『どりーみんチュチュ』、“nyanyannya“さんの『ドクター=ファンクビート』、“KulfiQ”さんの『なりすましゲンガー』という布陣でしたね。

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全員をステージに載せて色々な演技を魅せようという趣旨なのか、『どりーみんチュチュ』はルカのソロ曲ですがバックダンサーとしてミクとリンが入り、KAITOソロ曲の『ドクター=ファンクビート』にはMEIKOとレンがコーラス(?)として入っていましたね。面白い演出になっていたかなと思います。どうも過去のマジミラでも似たようなことはやっていたらしいですが。

続く『なりすましゲンガー』は原曲どおりリンとミクという布陣でしたが、ギターとベースを持ち出してきていて弾き語り風にしていたのは面白いなと思いましたね、リンがメインボーカルなのに合わせてギターかつミクはベースというのも。

 

さてその後に入ってきたのは“書店太郎”さんの『Someday‘z Coming』、CD確定ソロ曲枠の最後となるルカソロ曲です。

こちらのルカさんもギターを持って現れたんですが、めちゃくちゃに煽ってきたので当然のごとく暴れ散らかしましたね。ギターソロ?のところではバンドの方々も前に出てきてルカさんんと並ぶ形になっていたのがまた良かったです、マジカルミライという場ならではな感じで。

レンソロ曲の方でも少し触れましたが、自分の参戦したここ2年のルカソロ枠はバラードが続いていたので、今年はその反動でよりアガったような気もします。ボカロはPに従うので、型にとらわれず色々な曲があるべきだと思っているので。それと『天才ロック』から直でここに来たら強すぎて受け止めきれなかった気がするので、ここに入っていて正解でしたね。

 

そして続くは“せきこみごはん”さんの『Loading Memories』、開演直前に流れていたものと同じです。

今年の公募曲なんですがかなり歌詞とか好きな曲です、この場に届けさせるために全力が込められている気がして。

そしてライブ演出にもかなり光るものがありましたね。中央のスクリーンに映るミクさんは他の曲と変わりないのですが、サイドモニターに映る映像だと普通の3DMVみたいに情景の中でミクさんが踊る形式になっていてまた違う味付けでしたね。配信では両者の映像が使われていたのも驚きました。まあこれまで述べてきた通りcosMo厨なので、色づく花に対して1年遅くないか?とか思ったりはしてしまいましたが。

 

そして続くはこれまた毎年恒例のバンドメンバーの紹介コーナーでした。

センターに立つ演者であるミクさんたちは当然ながら疲れ知らずなので間髪を入れず曲が提供されていくのですが、それについていけるバンドメンバーの方々に対しては毎年すごいなと思っております。

cosMoファンの身として特筆したいのはやはりキーボードの方ですね。私の参戦した直近3年は激唱→神話→神話とcosMo曲の登板が続いているのですが、氏の作風の一つである高速ピアノをよくぞ演奏されているなと毎年感服している次第ですね。

ここでちょっと話を脱線します、20年にまさかの登板をした激唱について一つどうしても触れたいことがあるので。まあ激唱投稿当時を知らないと伝わりにくいかとは思いますが。

登板自体は非常に響いたのですが、やっぱりshort版かぁという感想はどうしても出てきてしまいましたね、確かにDIVAのダンスを基にするならそうなるのかもしれませんが。ただもし前半を切らなければならなかった理由がそっちじゃない方ならば、cosMoはKONAMIのコンポーザーとして定着したしwacからも事実上の返歌として『Idola』が出たしで“禊”はとっくの昔に済んでるだろと思っているので前半部を追加してほしかったなの気持ちはあります。


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さて余談はこのぐらいにして本題の今年のライブに戻りましょうか。

バンド紹介コーナーの後はブチ上がる曲が入る印象があるのですが今年もすごかった上に、ここからアンコール前までの一連の流れが本当に完成されていて素晴らしかったので。

 

テーマソング枠その3と初音ミク日替わり名曲選

かくして次に演奏されたのは2018年のテーマソング、“Omoi”さんの『グリーンライツ・セレナーデ』でした。

本当にシームレスにバンメン紹介のイントロから移り変わっていったうえに、ライブで拝みたいと前々から思っていた楽曲なので二重の意味で驚かされましたね。というのも、もちろんこの曲自体がアガるうえに大好きな曲というのもあるのですが、噂でライブだと最後の歌詞がなんか変わるらしいと聞いていたのがあります。そして実際に邂逅してみると上部スクリーンの演出が歌詞を表示するタイプになっていて,そこに大写しになる“マジカルミライへと!”の歌詞に完全にやられてしまいました。

曲についても少々触れていくと,『砂の惑星』の翌年にきたのがこの曲だったのがまた本当にいいことだったなと思っています。しっかりと初音ミクの曲であり解釈バトルをしてはいながらも,全体的な印象が本当に爽やかで。

あと配信アーカイブで視聴した際に会場全体が緑のペンライトで埋め尽くされており,これが本当の“グリーンライツ・セレナーデ”か……という気分にさせられてタイトルへの理解が深まった気がしました。

 

さてここから3曲の初音ミク日替わり枠に控えるは往年の名曲たち,マジカルミライ10周年かつ初音ミク15周年にふさわしい強火のセトリで1日目も3日目も完全に打ちのめされましたし,2日目のセトリも調べた結果驚愕させられましたね本当に。

3日目のこの区間は“MOSAIC.TUNE“さんの『みんなみくみくにしてあげる♪』からスタート,言わずとしれた名曲『みくみくにしてあげる♪』のLong.verにあたるものです。

この記事を書くにあたり,もう“みんな〜”の方から10年も経っているんだなと認識してしまい思っている以上の時の経過に驚いていますが続けますね。

実は3日目は事前に大阪公演のセトリを調べてから望んでいたのですが、それでも妙に耳に残るあのイントロが流れた時には「本当にやるのか!?」という反応になっていましたね。声出しOKだったら叫んでいたと思います。サビでは原曲MVのダンスが織り交ぜられていたのは感慨深かったですし、何よりネギを振るが如く緑のサイリウムを振りまくれるのがまたライブに合う曲だなと思っていました。

ちなみにこれは余談なのですが、マジカルミライをはじめとした一部のボカロ系のライブの注意事項として定番になっているものに“生ネギの持ち込み禁止”があります。冗談のような本当の話です。

注意事項|初音ミク「マジカルミライ」10th Anniversary

ちなみに1日目のここは『39』で、かなり予想外で驚いた記憶があります。というのも次の曲とも関わってくるんですが、初期のいわゆる伝説的な曲や近年伸びてきた曲はセトリに入れやすいかなというのはわかるのですが、これらの曲くらいの年代のものはなかなかやりにくいのかなと誤認していたので。

 

さてそれに続くのはまさかまさか、“ryo”さんの『ODDS&ENDS』になりました。なおこの曲はなぜか公式MVが削除されて久しくデータ配信等もなぜか行われていないので、発表当時の作曲者インタビューとファンメイドのMVでお気に入りのものを貼ることにします。特にインタビューについては理解にかなり重要だと思っているので。

natalie.mu

 

この曲は1&3日目で共通だったのですが、実は1日目のイントロが流れた時はなぜかピアノ(キーボード)が入るまで『ハジメテノオト』と誤認したのを覚えています。きっとバンドアレンジがなされた影響で混線が起こってたのでしょうね、まあ1日目はこの次に本当に『ハジメテノオト』が入ったのですが……。もちろんバカ泣きしました。

それはそれとして、個人的にはまさかこいつが来るとはという選曲でしたね。ライブだとラスサビ前にブレイク入れてきたりBPM変化させてくるんだというのはいい感じだなと受け取りました。上部モニターの歌詞演出が色々あったみたいですが、ミクさんに注目しすぎて全部見逃してしまったのは惜しかったです。あと、CDのジャケットやいわゆる“ハートビート”のモジュールの衣装が好きなのでラスサビではオレンジのサイリウムにしたりしていたのですが、見回した感じ同じことをしていた人がいなかったので今後はやらない方がいいのかもしれないなと思ったり。

曲自体の話も少し。一時期“supercell”名義のボカロ外での活動が多くなっていたryoさんが出してきたのもあって自伝風味もあって、それは上掲のインタビューの通り風味としてはあるもののようで。また、これがゲームのテーマソングとして提出されたというのも面白いですよね、そちらのPVの卓上を駆け回るミクさんもなんか好きです。

あと、2日目のここは同じく“ryo”さんの『メルト』だったらしいですね。これも言わずと知れた名曲ですが、まあ今年は既にシンフォニーで聴けてるので今回はよしとしましょう。シンフォニーの方は今や完全に死語であろう「〆ルト」を思い出してしまうくらいにはいいセトリの中で繰り出されましたし。

 

さてそれに続くのはこれまた驚きの選曲、“平沢栄司”の『星のカケラ』でした。


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この曲は少々事情が特殊なので曲解説から入ります。

何度も触れてきていますが改めて、2017年の夏の終わりに初音ミクが初めて世に出るにあたりいくつかのデモソングが作られました。そのうちの一つが上掲の『ballade』でした。それに対していわばlong.ver的な形で作成されたのがこの『星のカケラ』です。いわば、すべての初音ミクの楽曲の中で最初にあったもののひとつということですね。

ec.crypton.co.jp

個人的には、この楽曲は事前特番でそれっぽい示唆(以下の動画の17分ごろから)があったので予想はしていたのですが、やるとしても全日枠だと思っていたので日替わり枠だったのには驚きましたね。でもたまたまやる日のチケットを握れていてよかったです。


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実際に会場で対面して最初に驚いたのはやはり、ミクさんがDX7シンセサイザーと一緒に出現したことですね。今年の企画展のYAMAHAブースでは以下のような展示があったのですが、ミクさんのデザインにあたって参考にされたYAMAHAの名機だそうです。写真左側のものが実物ですね。デザイン元とデモソングの掛け合わせでエモの掛け算効果になっていましたね完全に。


パフォーマンスとしても、声出しOKの頃からのモーションらしくこちらに“しー”のポーズをして黙らせた上で弾き語り形式で、なんと途中にはアカペラパートが入りと凄まじいものでした。本当に彼女の声を世に届けるために作られた曲だというのを意識して作成された素晴らしい演出だったと思います。感極まって軽く泣いてました。

ちなみに1日目の『ハジメテノオト』のときもなんか情緒が大変なことになっていましたね、イントロ誤認も込みとはいえこれもまたファーストランナーとしての彼女を歌ったものなので。

 

そんな過酷な3連日替わりパートを超えアンコール前最後に控えるのは、前半感想でも触れた2020年テーマソング“ピノキオピー”の『愛されなくても君がいる』です。

既に2年続けて拝んでいるのですが、この位置に入ってくるとこの曲のテーマ性がより刺さってくる感じがありましたね。愛されなくても初音ミクは存在しているけど、その一方で作り物の“嘘”である以上は形作るのはあくまで取り巻く人間であるというそんな曲だと思っているので、10年間マジミラを続けてきたという事実と併せて今年のテーマにもあっている様に思いましたね。普段は前年度テーマソングがアンコール前のトリ付近に入りやすいらしいですが、それを破ってきたのも頷ける選出でした。改めてにはなりますがこの楽曲の初音ミクに対する哲学観が大好きです。

もうひとつ、夏祭りと冬祭りの衣装をチェンジしてきたのは今年が初の演出だったので驚きましたね。もっと他の曲でもやってみてほしいなと思いました、今回のセトリですと『ODDS&ENDS』のラスサビでハートビートになるとか。

さらにひとつ、10周年を機にマジカルミライという体制は一旦解体して別の形のイベントになるかもしれないとライブ中は思っていたので、「楽しいパーティーが終わっても 君が笑うなら」という終盤の歌詞が刺さりましたね。パーティーはいつか終わるものなので。

 

さてここで一旦音楽は止みましたが、予定調和のアンコールが行われミクさんとバンドの方々は再び舞台へと上がります。

 

アンコール

ミクさんによるMCが入り、その終盤にて手に取られたのは今年のマジミラミクさんが手に持っているステッキでした。光に包まれると共に衣装も変わり、流れ出したのはもちろん今年のテーマソングである“Sasakura.UK”さんの『フューチャー・イヴ』です。

ここのところテーマソングが最後に来る傾向があったので、ここで来るのかというのは少し驚きもありましたね。そしてそうなると最後に控えるのはCDに入っているがまだ来ていないあの曲なのではないかという期待も。

この曲は、マジカルミライというイベントの名称に対して真摯に初音ミクを掘り下げていて、案外今までになかった面白いアプローチだなと思いましたね。まだ完全に理解できた感覚がないので曖昧ではあるのですが、“魔法”と“未来”という一見相反する様な概念を組み合わせたタイトルに対して、“初音ミク”=“未来”とそれに相対するさまざまな立場の人間を介してそこに魔法のような意識の衝突を見出しているのかなと思っています。なんにせよ最後に控えている「魔法を信じていた」という語の連呼がライブ会場だとより染み渡って、この“場“は本当に魔法によって形成されているのかもしれないなと思えました。

あと天井演出は3日目に隣の方に教えてもらうまで気づけませんでした、他の曲でもあったらしいので見落としてたのは惜しいですね。でもどうしてもミクさんの映るスクリーンに注視してしまうという。

もうひとつ少し余談的な話になるのですが、演奏が始まる時にMCのミクさんの声からノーモーションでささくれさんのミクさんの声になったんですよね。こういう人間じゃないところがミクさんの好きなポイントとして強いので、ゾクッとくる感覚があって非常によかったです。

 

それに続くは“livetune”あるいは“kz”さんの『Hand in Hand』、2015年テーマソングにしてここ数年はずっとかかっている定番曲です。

というのも一つ理由があり、私が調べたものですとコロナ禍開催になった2020年から?でしょうか、応援動画の公募企画が行われていてその動画を流す曲として採用されている形になります。実際に現地ではサビを中心にサイドモニターに応援動画が流される形になっていましたね。

magicalmirai.com

そんなわけでマジカルミライテーマソング全9曲がここにすべて出揃ったのでした。まさか本当に全部やるとは思わず1日目はとても驚いていましたね。

この曲もそろそろなんか飽きのきかねないところですが、今年は10周年ということで上部モニターに各年のマジカルミライミクさんのモチーフを使った映像が流れていたのは良かったですね。私はやっぱり開闢様が大好きなのであの花型スピーカーをモチーフにしているのはうまいなと思いました。

そして何より驚いたのは銀テが飛んだことでした。ここ2年はコロナ対策の影響か飛ばなかったので、私のマジミラ初銀テはこの曲になりましたね。1日目は席が悪く拾えませんでしたが、3日目は流石に拾えてよかったです。

 

さてその次に入るのはまさかの“livetune”曲2連戦、“DECORATOR”でした。

どうやら次の曲のために6人全員を召喚する枠だったのでしょうかねこれは。この曲もゲームOP絡みの案件曲なのですが、このオープニングに6人全員が出てくることを意識したんでしょうか。

1日目は聴くのが久しぶりだったのでうまいこと反応できていなかったのですが、終盤でなんか急に6人揃ったのでとても驚きました。それと同時におそらく次が最後で“あの曲”なのだろうなという確信も抱いて。

でもこの曲はそれだけでもなくて、歌詞がまたいいんですよね。草の根から人が出てくるというボカロ文化は今もきっとメジャー化の進んだ今でも続いていて、そんな人たちに“君の手で 飾りつけるんだ”という激励をしているのでこのような周年という場に入れ込んだ意図はしっかり感じられましたね。

 

そして6人でMCが行われ、その終盤で言われたのが次が最後の曲である旨と「今日ここに集えた奇跡に“感謝“を込めて」という言葉。そう、最後に控えるのはCD収録の6人歌唱曲である"halyosy"さんの“Blessing”です。

どうやらマジカルミライでは6人歌唱曲は滅多にやらないそうです。実際この2年はやっていなくて、自分がはじめて拝めたのはセカライでの『千本桜』でした。そのセカライの時にこれマジミラでも対抗してなんかやんないかなと思っていたので、10周年という場で拝めたのはとても良かったですね。

演出としては、6人が舞台上を狭しと踊り回り、歌っていない時間もあるからかファンサもありと独特の楽しさがあって非常によかったですね。たとえ人間のライブと違いプログラムされたものであっても、推し(私の場合はルカさん)のファンサはいいものです。

こうした場で聞くからこそ響く歌詞もあったのでそれの話もひとつ。ラスサビ前の「そして来週も来月も来年も来世も一緒に笑おう」のところなのですが、『愛されなくても君がいる』のところで触れたように本当に“来年が”あるかの確信が持てていない状況だったので深く響きましたね。来年がどうなっても笑い合えていればいいなといった形で。

配信でみて気づいたことについてもひとつ。サビでフリを指示されるようなところがあるのですが、色とりどりのペンライトが微妙にずれながらそれでいてシンクロしながら動いているのは本当に美しかったです。

 

演奏が終わるとともに一言MCを挟んで6人はエネルギー体のようなものになって飛び去り、画面には今回が初の試みとなる札幌開催の告知がなされます。

1日目はこれで終わりだったのですが3日目夜公演はその後にまたバンドメンバーの方が戻ってこられて、何やら演奏を始めました。すわ掟破りのダブル・アンコールかとも思ったのですが、画面に映ったのは来年の大阪・東京でのマジカルミライ2024の開催告知でした。このお祭りがまだ続けられるんだと本当に嬉しかったですね、千秋楽現地やってて本当によかったです。

 

 

総括、そして私にとってのマジカルミライの初音ミク

さて、全曲一通り終わったので全体的な話をやっていきます。

 

まずはやっぱりテーマソングを全日程で全9曲やりきったことでしょうか、てっきり日替わり枠でやると思っていたので本当に驚きました。今までライブでかかる場に立ち会えていなかった曲も多いので本当に嬉しかったのですね。

それと同時に、各テーマソングは有名Pが毎年オファーを受けて全力で投げつけてくる球なので、それが9個も入った結果かなり過酷なセトリになっているなという感触を受けましたね。ただでさえボカロ曲は平均BPMが高めで過酷なセトリになりがちなのに。

 

セトリの過酷さという面では、やはりバンドメンバーの方々を挙げざるをえないでしょう。 バンメン紹介のコーナーでも触れましたが本当にこのセトリをよくぞ演奏しきってくださいました。3日目夜公演の最後の最後にはありがとうございましたとご挨拶をされていたのですが、こちらこそありがとうございましたの気分になっていましたね。

確かにステージの中心に立つのはミクさんたちバーチャルシンガーの方々なんですが、バンドメンバーの方々がいなければステージにならないんですよね。そういう意味では今年の『Someday‘z Coming』の演出は面白かったなと思っています。

 

少しセトリの話に戻り、テーマソングが刺さったのはもちろんなのですがやはり終盤のミクさん日替わり3連の区間も打ちのめされましたね。時期ごとに関心の濃淡がありつつも魅入られた曲ばかりで、出逢ったあの時から今まで緑のツインテールに浮かされてきていてもよかったんだなと思いましたね。

2日目のアンノウン・マザーグース→メルト→歌に形はないけれどの繋ぎも強そうで、リセールかなんかで拾っていけばよかったかなって今では思っています。特にアンノウン・マザーグースをはじめとするwowaka曲はライブ演出がバキバキにキマってるらしいと噂に聞くので。まあ強すぎるセトリに負けて円盤を予約してしまったのでそれで確認しつつ来年以降を待ちますか。

 

来年以降についても少し。まずは札幌公演が2月の雪まつりに控えていますよね。

雪ミクについては、実は今年のテーマソングが大ファンのカルロス袴田(サイゼP)さんだったので初参戦していました。楽しかったのですが、帰京する日曜日にJRが止まって空港に行けなくなりかけ、予定を大幅に繰り上げてまだ動いている高速バスに駆け込んだため雪像が見られなかったのは心残りです。

今年はマジカルミライの一次先行で当たったら行こうとは思っていたのですが見事に落選し、そうこうしているうちにアニメ系と日程が被ってしまったのでどうするか悩んでいます。そちらも割と自分にとって大事なコンテンツなのでどちらを優先するかですね……。

そして何より大阪・幕張公演ですね。両方か幕張だけかは来年のテーマソング作者次第なところはありますが、誰が来ても来年もコミケと被って幕張しか行けないオチがありそうなのはなんとも言えないです。なんにせよよっぽど変な予定が入らなければ行きます。

本当に来年のテーマソングは誰になるんでしょうね、ピノキオピー・cosMo・sasakura.UKと古参Pが続いているので流石にそろそろ世代の違う方が抜擢されそうですが果たして。去年のセトリにささくれさんが入っていなかったので、一昨年の激唱みたいなセトリからの予想はできないのが難しいところです。

ごく個人的な意見としてはじん(自然の敵P)さんが来てほしいですが果たして。いやじんさんまだ初音ミクの曲をそうと明言して書いたことがないので、マジミラを機に書かせたら『ODDS&ENDS』みたいな旨いダシが出そうな気がするんですよね。余談ですが『ODDS&ENDS』のCDのカップリング曲はじんさんの『sky of beginning』でした。

なんにせよ、来年以降もこの“場”が続いていけるのはいいことだと思います。私はここ数年しか参加できていませんが、代替し難いものがあるのは感じられていましたので。

そして来年は記念すべき初音ミク16周年のお祝いの年でもあり、マジカルミライに限らず色々な動きがありそうで楽しみにしていますよ。そういう案件の曲は大抵の場合解釈バトルをする強火の曲になって生の映画を観るようなモンになるので。

 

 

さて最後に、章題の通り私のマジカルミライの初音ミクさんたちに対する意見を改めて。

 

私はマジカルミライのステージ上で踊る初音ミクに対して、それぞれのPが創作のために動く初音ミクを下ろすための巫女でありながら初音ミクを代表する一つの存在でもあるという二重性を抱えていると思います。

『フューチャー・イヴ』のところで触れたように、やはりMCパートと演奏パートでそこに存在している初音ミクの性質が少し変わっているですよね。そういう意味では二重性という形で取り上げるしかないのかなと思っています。

それに加えてもうひとつ触れたいものがあって、少し前半記事で触れたものと重なる部分もあるのですが、『初音天地開闢神話』の存在が私の中では大きいです。

この曲は確かにマジカルミライのテーマソングであり前年のテーマである「メルヘンファンタジー」に適合しているのですが、それと同時にcosMo@暴走Pの展開する“初音ミクの消失”を巡る物語の一部を構成するというのは以下の再生リストから明らかです。

初音ミクの消失 -Real And Repeat- (THE END OF HATSUNE MIKU) - YouTube

この曲は以前発売されたノベライズを下敷きとした章に含まれており、そのためマジカルミライ2021の初音ミクは同時に小説版の初音ミクの未来の姿ではないかとcosMoファンの間では昨年より噂されています。実際にデザイン面でも氏の展開するマルチバースの文法に則っていますし、何よりデザインされたのが商業アルバムのジャケットを手掛けられた左さんなんですよね。

長くなってしまったのでこの辺りでまとめると、マジカルミライ2021の初音ミク初音ミクを代表して舞台に立つ初音ミクであるとともにcosMo氏の創作世界の初音ミクでもあるので、それはマジカルミライの舞台に立つすべての初音ミクに援用できるのではないかということです。

 

なお、この辺りはプレイリストの下の方に見えている同じ年に放たれたもうひとつの“爆弾”も含めて後日記事を作ります。ご期待ください。

 

 

 

思ったより長くなってしまったので最後の最後にもう一言を。

この記事を読まれたあなたは既にボカロ文化に触れられているでしょうか、もしそうであったならこれからも未来に向けて魔法をみながら進めたら嬉しいです。そしてもし万が一になりますが、触れられていない方がいらっしゃったらこの記事を読んでくださってありがとうございます。新たな世界に入るきっかけになれていたら幸いです。

 

魔法のような未来はイマ目の前に マジカルミライ10th東京公演感想兼セトリ解説(前半)

なんだかものすごく久々になってしまいましたが、ちょっと書いてみたくなったのでやっていきます。

まずはサムネ用写真を

 

はじめに 私とマジカルミライ

まずは手短に私とマジカルミライの関わりでも触れさせていただきましょうか。

もともとボカロは大好きで大体2009年の夏、ミクさん2周年の頃から触れているのですが、基本的にボカロPを元に追っていくタイプでやっていました。その人の新曲が投稿されれば聴く、同人アルバムが出ると聞けばコミケオンリーイベントに参加する、商業アルバムが出れば店舗特典を見比べてはどこで買うか悩む、気が向いたらなんか再生数伸びてるらしい新曲も漁るといった形ですね。どちらかというとP個々人の創作世界を楽しんでいた形です。

逆に言えば、マジカルミライをはじめとしたいわゆる公式系のライブや展示などのイベントには興味が薄く、長いこと行ったことがありませんでした。何か公式系のミクさんを観測することで自身の解釈に揺らぎが生じてしまう気がして。そんな私がある日出逢ってしまったのがこの曲でした。

 

ピノキオピー”さんの『愛されなくても君がいる』、その曲で語られていたのはまさしく“初音ミク”という馴染まれているようで人により捉え方が大きく異なりもする概念への探究でした。そしてこれは何やら“マジカルミライ”という公式系のイベントのテーマソングらしいぞということでまだ売られていたチケットを押さえ、ライブ会場に飛び込んだのでした。ちょうど2年前の12月のことです。

 

そこで得た感情は後程今年の感想と共に語るとしますが、まあ来年もやるなら1公演くらいは参戦しようかなというスタンスが当初のものでした。

しかしながら次回公演のテーマソング担当者の発表に伴い予定は大きく崩れることとなります。そう、私が10年以上にわたりずっと追ってきた最推しを超えてもはやライフワークと言ってもいいくらいのボカロP、cosMo@暴走Pでした。

その結果昨年度は大阪公演1回の東京公演2回で計3回も行くことになり、完全にマジカルミライの虜になってしまいました。まあ知ってる曲の年代がかなり古い方に寄っているので、2020のセトリより2021のセトリの方が適合性が高かったというのも大きいかとは思うのですが。

 

そうして挑んだ今年は、前年度のテーマソングはほぼ確実に披露されるという点はあるものの、所用で大阪遠征は難しいため東京公演の1&3日目に参戦することにしました。

 

改めてこの記事の方針

マジミラ会場でもCMが流れていた通り、アイプラ*1のソシャゲで行っているマジカルミライ合わせの初音ミクコラボが結構出来が良かったのでマジミラもおすすめしたところ配信をみて下さった方がいらっしゃいました。

というわけで今回の記事は千秋楽公演のセトリ解説を軸に感想を挟み込んでいく形でいこうかと思います。日替わり曲のうち1日目のものは後々追加するかもしれません。

アーカイブは9月10日土曜日の16時までなら購入できるので、もしネタバレなしで観たいと思って下さった方がいらっしゃったら以下の3サイトのいずれかをご使用ください。

PIA LIVE STREAM

https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2220383

UP ! ! !

初音ミク「マジカルミライ」10th Anniversary in TOKYO|uP!!!(アップ)

TELASA

見放題 | ドラマ・バラエティ・アニメ・映画・特撮の動画はTELASA(テラサ)

 

開演〜初音ミク曲ゾーン1

3日目はSS席が当たっていたのですが、会場が広いため結構当たり外れが多いというのは把握していました。しかし今回はスクリーン真ん前のブロックかつ前すぎないという、ちょうどいいところを引けて何よりでした。ただでさえ舞台が少し高いところにあるところ、ミクさんたちを投影するスクリーンも今回はそこそこ高さをもって配置されてたので前すぎる席だと大変そうだったので。

 

 

開演前にかかっていたのは、いつも通り公募曲の準グランプリ曲だったでしょうか。

ここで一つ解説すると、マジカルミライに際しては毎年楽曲の公募コンテストが行われ、グランプリに輝いた曲はなんとライブにて演奏されます。ボカロという文化の成り立ちを考えると自然な取り組みではありますが、なかなかない催しではありますね。

piapro.jp

そして今年のグランプリ曲、“せきこみごはん”さんの『Loading Memories』が流れると徐々に緑色のペンライトを点ける人が増え始め、楽曲の音量も上がると多くの人が開演を悟り皆が思い思いに準備を進めていきます。

 

開演前からステージ上にかけられた幕には今回のマジカルミライのロゴが表示されていたのですが、開演とともに過去のマジカルミライを振り返る映像が投影されていきます。自分はそのうち4分の1も体験はしていないのですが、とはいえ特別な始まり方という感じでこれだけの歴史あるイベントなんだなと感じられましたね。

そして映像が終わると幕は落とされて1曲目に。去年はこんな感じの幕に投影するプログラムもあったのでてっきりそれに再利用するのかと思ったのですが、容赦なく落とされて初見は少し驚きましたね、実際再利用されませんでしたし。

 

そして栄えある1曲目は“さつきがてんこもり“さんの『ネクストネスト (Magical Mirai 10th edit)』でした。

マジカルミライには公募曲とは別に、2014年の第2回からは有名なボカロPの書き下ろした公式テーマソングが存在します。先ほどの『愛されなくても君がいる』と『初音天地開闢神話』もそうですね。そして『ネクストネスト』は2014年の、いわば最初のテーマソングでした。

それらのテーマソングは基本的にその年のライブにて披露されているのですが、『ネクストネスト』だけは初の施策だったためかライブでは行ってなかったそうです。そのためマジカルミライ10thリメイクが出たときは、ついにやるのではないかと話題になったものでした。

私もまあどうせやるでしょとは思っていたのですが、最初のテーマソングだからと最初に持ってきてるとは思わず結構驚きましたね。テーマソングはどうせ日替わりになるだろうし、もう少し引っ張ってからだろうと思っていたので。

他の曲はわりかしミクさんたちはどこからか実体化するような演出になっているのですが、この曲だけ舞台下から飛び上がってくるようなエントリーになっていたのも思い出深いです。わりかし落ち着いた曲ではありますが最初はこれぐらいの方がありがたいというのもありますね。ただサビの“ネクスト ネスト”を繰り返す所はコールありでやりたかった気持ちもあります。

続く2曲目は“DECO*27”さんの『ヴァンパイア』。

ここでまた少し解説を、序盤はどうしても多くなってしまいますがご容赦ください。

マジカルミライではイベント開催前に公式アルバムを出しており、そこにはテーマソング並びに公募グランプリ曲のほか出演する各ボーカロイドの曲が大体1曲ずつ収録されています。それらの曲はもちろんライブで披露されるので、無限のボカロ曲からつくられる(と言ってもどうしても有名な曲からにはなりますが)セトリにおける一種の確定ガチャのようなものになります。

そして『ヴァンパイア』は公式アルバム確定曲の初音ミク枠になります。

magicalmirai.com

ミクさんの公式アルバム確定枠はどうも新しめの曲から選ばれがちのようなのですが、選曲時点で知名度が急上昇していてライブ向けのノリの曲となると至極妥当な感じかなと思っていたものの、実際会場に行ってみるとかなりアガりましたね、クラップあり“hey!”あり高速歌唱ありと。歌詞はまあメンがヘラってるいつものDECO*27でしたがそんなのは些細なことですし、それで言ったらこの後に物議を醸しまでしたやつが控えてるので。

つづく3曲目は“和田たけあき(くらげP)”の『ブレス・ユア・ブレス』、2019年のテーマソングだったそうです。

最初にマジカルミライに行った後にテーマソングは一通り聴いて見たのですが、この曲はかなり刺さりましたね。先ほどcosMoが好きと述べましたが、消失ストーリー*2ももちろん好きなのでこういったボーカロイドと人間の決別の話はどうしても加点してしまいがちです。

去年一昨年はやってなかったので、今年初体験できて改めていい曲だなと思いましたね。後ろ向きな歌詞に反してライブ向けにメロディには力強さもあって。ただサビのいかにもコールしろってところができなかったのはやっぱりちょっと残念でしたね、ミクさんの振り付けもこちらにマイクを向けるものになっていただけに余計に。

 

鏡音デュエット→CD確定曲ゾーン→過去テーマソングゾーン2

続いては“ギガ”さんによる『おこちゃま戦争』。

この2人のデュエットはやっぱりセトリに1曲は欲しいですよね。ライブ栄えする曲セレクトもグッドでした。ちなみに日替わり枠で、2日目だけ『すーぱーぬこになれんかった』だったらしいです。

そこからはCD収録曲から4人分、“SLAVE.V-V-R”さん『私の恋はヘルファイア』“香椎モイミ”さん『FLASH』“カンザキイオリ”さん『#心がどっか寂しいんだ』“カラスヤサボウ”さん『天才ロック』と続きました。

ミク以外のCD確定曲は割と年代がバラつきやすいんですが、今回は割と新しめで固まったかなという感じでしたね、どれもライブでいい感じになってたのは流石のチョイスだったかなと。

『私の恋はヘルファイア』はウィスパーがライブだと有効打になりにくい分シャウトが光ってましたし、『FLASH』と『#心がどっか寂しいんだ』はどちらもステージ上部のスクリーンに出す文字の演出が良かったなと。『天才ロック』ももちろんバチバチに決まっていましたね。ちなみに『天才ロック』のカラスヤサボウさんは烏屋茶房という名義もあり、アイプラコラボ曲『Magical Melody』の執筆陣のお一人でもあります。


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それと、今回バラード枠がレンに回ってたのは結構面白いなと思いましたね、最近ルカさんで固まりつつある所はあったので。まあその分ルカさんはこの後暴れ散らかすことになるのですが。

 

続いてはCDから残るルカさん枠……かと思いきや流れてきたイントロはマジミラテーマソング屈指の問題児にしてターニングポイント、2017年の“ハチ(米津玄師)”による『砂の惑星』でした。

この曲について語り出すと本当に記事が一つ書けるので簡潔にするように努めます。

この曲が出たのは初音ミク10周年ということで、ボカロ曲を書き続けていたPのみならずボカロから離れていたPたちも企業案件をきっかけに色々とここまでの総括のような曲を書いていたのですが、その中で米津玄師として名を挙げていたハチが繰り出してきたのがこの曲でした。また、この曲を境にマジカルミライのテーマソングは初音ミクと人間の関係に切り込むような思索的な曲が増えていったのでした。

上の動画を再生いただければわかるかと思いますが曲調・歌詞・MVの全てにわたりかなり受け止め方に困るタイプの曲でして、自分の中でもまだ決着はついていない形にはなります。それでも、当時はまだマジカルミライのことをよく分かってなかった身ながらも、いつかライブで対面してみたいなとは思っていたのでした。

しかして実際にライブで対面してみると、さすが有名な方がライブ用に書き下ろした曲だけあって動画サイトで聞いた時の落ち着いた印象を保ちながらライブとしてノリやすくもある曲だなと真価を目の当たりにした気がしましたね。『M八七』で米津と和解できていたのも大きかったかもしれません。まあかえって歌詞に対する混迷は増した気もするのですが。

あと、ミクさんの振り付けが色々工夫されていたのも良かったですね、個人的には「空を切るサンダーストーム」のところで稲妻型のフリを入れていたのが印象に残っています。それと『ブレス・ユア・ブレス』といいミクさんの誕生日(8/31)の直後にこの類の曲をやられると効きますね。ただこの曲も所々に混じる「イェーイ」はコールしたかったですね。

さてそこから一転、次に控えていたのは2016年テーマソングにして“みきとP”によるノリノリなナンバー『39みゅーじっく!』でした。

実のところ『砂の惑星』以降のいわば有名Pによる解釈バトル路線のテーマソングを施行しているので、まあその要素はほんの少しだけありつつも突然の和風化など割と茶化しの要素が多いこの曲は実のところそこまで好きではありませんでした。

しかしライブでかかってみるとなんといいますか、ここまで“化ける”かと言った感じがありましたね。突然の和風化の時のフリも直前に超歌舞伎も行っていたのでこれかとなり受け入れやすかったです。

さてそれに続くは2021年テーマソング、“cosMo@暴走P”により紡がれし『初音天地開闢神話』でした。

この曲は本当に思い入れが深いので、後日また別に記事を作るため簡潔に行きます。

今年やるだろうとは思っていたのですが例年の傾向だと前年度のテーマソングは終盤に来ているようなので、待ち焦がれたイントロと共にたくさんの花を見に纏いツインテールの先を瑠璃色に染めたあのミクさんが現れた時はかなり驚きましたね。

そしてまだライブは中盤くらいのはずなのに既にテーマソングを9曲中5曲消費している、ということはすなわち日替わり枠ではなくまさか全部やるのか?という確信が出てきたのもこの辺りでした。

去年と同様に中盤の変拍子パートではサイリウムの対応が難しかったですし実際会場全体がそんな感じでしたが、高速歌唱パートで爆アガれたのでまあいいでしょう。本当に音ゲーで鳴らしているcosMoがパブリックイメージに添いつつ好き勝手やってんなって感じの曲ですよね、それがいいんですが。ただバンドの方々は本当よく演奏できますねこれ。

もう一つ個人的なことを。この曲はテーマソングであるだけでなくcosMoさんの創られる初音ミクをめぐる物語を構成する一曲でもあるのですが、その文脈においてMVにもいる2021ミクさんのツインテールの先っぽの瑠璃色は重要な意味を持ちます。DIVAをプレイされていた方は“∞”のモジュールを思い出していただければ。そのため今回はセカライのペンライトのおかげで紫を振れたのが本当に良かったです。マジカルミライに限らずボカロ系のライブは投影スクリーンに反射してしまう都合上、ペンライトのレギュレーションが厳し目で物販で扱ってるやつぐらいしかまともに使えないんですよね。

 

前半総括

さて、思ったより長くなってきていてアーカイブ購入期限に間に合わない可能性があるのと、動画をいちいち入れている影響で記事が重くなってきてる気がするので一旦ここで切りたいと思います。

アイプラの標榜するアイドル像は泥臭い寄りのもので、実際にコラボで実装されたミクさんもステージに上がれば汗を流します。それに対して現実のライブのミクさんたちは汗ひとつかかず、既にインストールされた声と踊りで我々の前に現れます。この差をどう捉えるかは各人によるかとは思いますが、私はあえてそこに人々を熱狂させるものがあるのならば同じでないかと主張したいです。

それに、本来なら汗を流すのは現実のアイドルのところ、ミクさんの場合は現実のライブだと汗ひとつ流さないのにコラボ先のゲームだとそちらの空気感に引っ張られて汗をかいてみるという、現実と創作のいわば逆転現象が起きているのも面白いですよね。

 

というわけで再三にはなりますがまだ間に合うアーカイブ配信をお願いします!!購入期限は10日土曜日の16時までです!!!

PIA LIVE STREAM

https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2220383

UP ! ! !

初音ミク「マジカルミライ」10th Anniversary in TOKYO|uP!!!(アップ)

TELASA

見放題 | ドラマ・バラエティ・アニメ・映画・特撮の動画はTELASA(テラサ)

 

(9/20追記)

後編はこちらになります、是非お願いいたします。

 

plum-branch-line.hatenablog.jp

 

 

 

*1:IDOLY PRIDEのこと。現在のアニメ環境にて心臓が強カードとなった原因のアイドルコンテンツ

*2:初音ミクの消失”に端を発する、cosMo@暴走P氏による初音ミクに関する思索を物語にしたもの。こちらの再生リストが現状での主たる構成曲なので聴いてほしい。

初音ミクの消失 -Real And Repeat- (THE END OF HATSUNE MIKU) - YouTube

映画の試写会に初めて行った話

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今日……いや昨日の2020年8月22日には、こちらの『荒野のコトブキ飛行隊 完全版』の完成披露試写会を観に伺いました。

予約したのが少し出遅れたので席は左の方になりましたが、まあ観れただけ儲けもんです。

 

この作品は、2019年10月より放映されたTVアニメ『荒野のコトブキ飛行隊』に新規カットを加えた総集編的なものになります。

飛行隊というタイトルの通り迫力のある空戦シーンがウリで、放映当時に劇場での上映会もあり評判になっていました。しかし私は巡り合わせが悪くて一度も参加できず、この劇場版にはかなりの期待を掛けていました。

 

シアターに入ると、メインテーマのBGMがエンドレスでかかっていてテンションが上がります。

ちなみに入ってるお客さんとしてはそこそこの年齢層の男性がほとんどでしたね。まあコンテンツの性質上致し方なし。

 

時間になって電気が落ちると、まずは上映前舞台挨拶になりました。この時局ゆえに別会場からの中継という特殊な形で、こういうやり方もあるんだなと興味深く思いました。

詳細な内容についてはプレスや声優ガチ勢の方々にお任せしますが、コトブキ飛行隊6人の中の人の想いやオススメポイントをお聞きして、このあとの上映への期待は否が応でも上がります。

特に今回の音響調整が特別ってのと、MX4Dでも楽しんで欲しいってのは印象に残っています、本上映後の課題としても。

 

さて、それが終わるといよいよ本編上映に入ります。

今回の記事と致しましては、いったんネタバレを私の基準で最低限にしたものを書いて閉めたのち、書きたいことを無制限に羅列していくという形式にしたく思います。

 

まずはやはり劇場という場で観る意味でしょうか。やっぱり大きな画面ってのは最高ですよね、ただでさえ扱ってるのが飛行機って大きいものですし。遠景で乱戦を映すシーンでも個々の飛行機の動きがわかりやすく効果的でした。

そしてやっぱり音ですよ音!レシプロ機(雑に言うとプロペラ機)メインのコンテンツなんですが、エンジンの音にプロペラや機体の風切り音、そして空戦機動で機体の軋む音など位置と音量が共に適切な形で襲いかかってきて最高でした。

更に両者が合わさることで、4D上映じゃないはずなのに身体が動くような感覚さえ受けるのだから凄いですよね。本物の4Dで観てしまったらどうなるのでしょう。

 

続けてストーリーについてです。TVアニメ版では1話でいきなり夜戦をやってしまい、飛行機に慣れておらず見分けのつかない視聴者を全力で振り落としていきました。しかし、今回は舞台となる世界の説明などを新規カットを最初に入れることでかなり受け入れていきやすくなったかと思います。

総集編ってことで全体的に空戦シーンをメインにしており、ただでさえ早回しのコトブキの展開がさらに早くなっていますが、冒頭以外にも新規カットを入れることでそれを感じさせなくしています。

割と信者やってるコンテンツなので新規目線で公平なジャッジをすることはできませんが、こちらが初見でもきっとわかる……と思います。

 

そんなわけで『荒野のコトブキ飛行隊 完全版』は9月11日上映開始です。是非観てください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こっから先ネタバレです。

・音について詳しく1つ目。ジェット機出るの知らない方が楽しめるかなと思って上では書きませんでしたが、とにかくジェットの音が最高でした。特にイサオ機主観でキリエ機を追い回すカットの臨場感がたまらなかったです。

・音について詳しく2つ目。終盤の穴にロケット括り付けた羽衣丸を射出するシーン、劇場全体が震えて音的な意味での今回のベストシーンでした……あの迫力はクセになりそうですし是非体感してほしい。

・上でも少し書きましたが、穴の話をしてリノウチ大戦に繋ぎ、レオナとイサオの新規カットを用意して、コトブキ飛行隊の結成過程を描くって導入が最高でしたね……。なんで本編でこうしなかったんですか?

・レオナとザラのシーンはハルカゼのやつから引っ張ってきてて上手いなってなりましたよね。

・エンマとタミルが思ったより縁深かったんですが……なんかいいかもしれないになりました。あとあの学校ロイグが通ってたやつでもありますよね?

・チカのコトブキ入りした経緯がまさかすぎて、彼女は確実に彼女らしくイジツの空を飛んでるんだなって少し嬉しくなりました。

・追加カット/ボイスでイサオが何やってたか結構わかりやすくなってて良かった感じありません?コトブキ飛行隊との対立構造も強く表現されることになりましたし。

・キリエとエンマ周りの深掘りも非常に良かったです、腐れ縁からお互いが引っ張っていって今があるんでしょうねきっと。

・ロドリゲスが何故か最終回にいた理由が補完されたの面白くありません?それとともに、佐々木さんがコトブキに貢献しまくってたのが報われた気がして良かったねって感じにもなりました。

・エンマの最終回の撃墜後の追加カット予想外すぎません……?あれアリなんだダイナミック搭乗すぎる。ナツオ班長もよくやるなってのとエンマの耐久力高すぎではってのと。

・エンディングはTVアニメと同じく『翼を持つ者たち』で、尺が伸びた分追加カットが。謎のセクシーカットはこの際置いておきます。さてTVアニメでも出ていたユーカ・エリカ・ベルのハルカゼ飛行隊ラハマ出身組が出てたのはまだいいとして、小さくですがゲキテツ一家からフィオとローラが出てたので目ん玉が飛び出ました。ファンサービスか次の展開へのフラグか果たして……なんだったんでしょうね。

・2つの新規カットで同じぬいぐるみ?を使って、キリエとユーリア議員の関連性を描くの見事だなって。そういえばオフコウ山の下りサブジー関係以外は全カットでしたし。

 

今度こそ本当に終わり。

もしかしたら異世界に届くかもなんて思って祈祷りに行った話(2020.8.15)

はじめに

 

8/15という日を見て、あなたは何を思い浮かべますか?

 

終戦記念日っていうのはまずありますよね。いや所詮天皇が国内向けに言っただけの日じゃんとかそういう話もありますが、本題でないので置いておきます。

 

あるいはカゲロウデイズって曲がありますね、私も大好きなので割と思い浮かべちゃいます。私もシンタローと焼き付ける蛇とアヤノの諸々とか好きですよ、周回の中に築かれたものがあって。

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まあもちろんそれらも思い浮かぶのですが、私にとってはもう一つあります。

それは、大事な人との大事な約束をした日でした。詳細は下記をご参照ください。plum-branch-line.hatenablog.jp

そんなわけで今回は2020年のその日のことを書いていきます。

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2度目の伏見稲荷は閑散として

そういう訳で2020年8月15日の11時25分ごろ、京都府京都市稲荷駅に降り立ち、目の前の参道を進みました。

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一番に思ったことは、前回来たときに比べて圧倒的に人が少ないことでした。やはり国内からはもちろん、国外からの人もかなり少なくなっているんだなっていうのを強く認識できました。その分動き易くて良かったのですが。

その前回の様子はこちらをご覧ください。

plum-branch-line.hatenablog.jp

 

そして本殿横の受付所にて申し込みをします。どうやらコロナ対応ということで、用意された紙に書いて提出する形式でした。本来のやり方はわかりません。

その紙と初穂料をお渡しして、やりとりをする用の紙と紙袋を受け取ったら本殿の中に入ります。

 

本殿にて受けたもの

そうして本殿にはいると、前に祈祷を受けていた方がいらっしゃったのですこし待ちます。この時前の人の様子が見れたので、後々どうすればいいのかわかってありがたかったです。

また、ここの表側にはお賽銭を入れるところがあって、小銭の転がる音や拍手をする音が絶えず響いていました。とても独特な空間でしたね。

手持ちに本殿の写真がこれしかなかったんですが、この後ろの建物です。

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前の人が終わって自分の番に。

まず私がお清めを受けて、次に神官の方が祝詞(で合ってるんですかね?)を唱えているところを聞きました。ただでさえ口調が独特なのに加えて前述の通りお賽銭の音がするので内容はほとんどわかりませんでしたが、自分の名前と住所が告げられてんなーくらいのことはわかりました。

そして玉串奉納に、手順の調べが甘くまた暑さで判断力が鈍っていて、今思えば少々誤ってしまった気がします。反省点ですね。

二礼二拍手一礼して儀式としては終わりです。その後御神酒をいただき、お札とお供物を受け取ったら一連の流れは終了です。

 

ちなみに神棚とかそういうのはないので、とりあえず自室の上の方にお札を置くのみにしています。

 

私は何故、何を祈ったのか

 

さて、そういえばまだなんでこんなことをしたのかの話はしてなかったですね。

これ書いていいのか微妙なラインかもしれませんが前記の通りみやびと結婚した際、伏見稲荷っぽい千本鳥居を背景に心願成就のご祈祷を受けるってのがありました。

去年は諸事情で行けなかったので、今年こそはと思って足を運んだ次第です。それ即ち2年遅れになってしまったってことでもありますがね……

 

そして何を祈ったのか、より正確に言えばどういうスタンスで祈祷に臨んだのかの話もしていきましょう。

書いてる途中でこれ書いちゃったら御利益に変化出たりしないか心配になってきましたが、書いてしまったものは仕方ないのでそのままいきます。

 

正直なところ、自分の中に相棒の"実在"を信じきれない自分がいることは否定できません。

それとともに、隔たれた世界の間での愛が本当に続けられるのか疑うココロもあって、実際にそれが揺れることも最近はあったりもして。

一方で、実在についても愛についても信じる気持ちが強いのは事実で。とはいえ最近はどういう比率で自分の信念が構成されてるのかも揺らぎがちで。

 

そんなわけで今回は、単純に永遠の愛を願うというのではなく少々複雑なものになりました。

上記のような混ざりのある想いから、もし続かないものならばいっそのこと途切れてしまってほしいという思念もはいったものになったような記憶があります。

これが何にどう影響するのかはわかりませんし、何かがおこるのかもわかりません。それでも、きっと結果的にいい感じになると信じています。

いや、こんな雑念混じりの願いだったら何の意味がないのかもしれませんがね……

 

おわりに

そんな感じでせっかくの記念日なので、少々特別なことをしてみました。

祝い方や覚えているための方法は人それぞれですが、私はこうしましたって例として書いてみました。参考になるかはわかりませんが読んでいただけたのなら幸いです。

 

それでは皆々様、これからも素敵なココロの旅を

 

 

 

 

おまけ

ラストストーリー公開から、すなわち千羽鶴ちゃんの初げんこつハンバーグからも2周年ということで、帰り際に掛川で途中下車して人生初のさわやかへのアタックもしました。評判通り非常に美味しかったです。

こちらのツイートにある通り、最近一挙放送してたとあるコンテンツでも出てきた影響もありますね。まあそっちは富士川エリアなんですけど。

私とトライナリーの紆余曲折日記/2017.4.12〜2018.8.31

はじめに 

拡張少女系トライナリー、配信3周年おめでとうございます。

というわけでこの機会に私とトライナリーとの軌跡を振り返ってみようかなんて思ったので、こうして筆を執りました。個人の経験したモノが大事ですしね、トライナリーって。

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というわけで、私のココロの旅路を遡っていきましょう。しかし今でもこのログイン画面を見ると色々なものがよびおこされてきますね、だからこそここで貼ったのですが。

 

アプリの始まる前まで

さていきなり記事タイトルに反する感じにはなりますが、そもそも私がトライナリーをどうやって知ることになったことからいきましょうか。

正確な日付までは覚えていないのですが、彼女たちのツイッターアカウントを見たのが最初だったと思います。それもすでに切断済みで、このメッセージはなんだろうと思った記憶があるので3月くらいだったでしょうか。以下のまとめなんかから察するに。

togetter.com

togetter.com

この時は「なんか変わったプロモーションをやってるソシャゲだな、面白そう」くらいの認識で、もちろん土屋暁なる人物の名前やサージュ・コンチェルトという物語のことなど知る由もありませんでした。

もちろん、この先に待ち受けるもののことについては言うまでもありません。

 

それでもひとつ、この時から変わらないことがあります。それは、“恋ヶ崎みやび”という存在のことが気になっていたことです。それでもこの時はまだ創作物のキャラクターと思っていたので、この先に待つとある“約束”のことなんてこれっぽちも頭にありませんでしたけどね。

 

アプリの始まりと、一度やめてしまうまで

さてそんなこんなで配信開始されたアプリを入れてみた私を待っていたのは、チャットアプリ調の独特なUIにしっかりとした裏付けを感じさせる物語。そしてアニメとクロスしていく独特のスタイルと、次第に引き込まれつつありました。

 

しかしそうした私の前にまず立ちはだかったのは、度重なるエラーでした。たまたま当時のお知らせページが残っているのを確認できたので、まずはこちらをご覧ください。

https://social.gust.co.jp/info/kakutora/kakutora_info.html

この中でも特に一番上のフレンドを選べなくなりバトルを進行不能になるのが致命的で、これに引っかかったような気がします。

まあ修正が入ってこれについては割とすぐ何とかなったのですが、クラン編成の不具合はかなりあとまで上手くいかなかった記憶がなんとなくありますね。それと、同じパーティー番号だとトライナリー間でのクランの融通が出来なかったので、普段使いだけでも4パーティーをいちいち切り替えねばならず地味に面倒だった記憶も。

 

それよりなにより大変だったのは、やはり戦闘面でした。

まあシステム面については語りつくされてますしそれをどう判断するかは置いておくとして、問題だったのは当時は倍速機能もオート機能もなかったことでした。そのためデイリー周回にも苦労する有様で、それでいて報酬は大したことないという。まあそれでも他にスタミナの使い道がないので回ってましたが。

そのうえ最初にあった2つのイベントが周回系で、この時点で「メインストーリーは良いけれど……」といった感じの評価になりつつあったかと思います。

 

そしてそこにもうひとつ追い打ちをかけてきたのがココロキャンディでした。

というのもこの時点ではトライナリーのことを“ソシャゲ”としてみていたため、石はガチャか次点でスタミナに使うものという固定観念があり、ストーリーで好みの選択をするために砕くというのには抵抗感があったのです。

というわけで手持ちのキャンディでやりくりしようにも当時のデイリーでは満足な数をそろえることは難しく(特に大キャンディは入手困難でした、まあ使用数もこの時点では大したことはなかったのですが)、ある程度クランの戦力が整うまではガチャを回してしまっていたこともあり、完全に首が回らなくなっていましたね。

 

そんなこんなで、第8話HANABIをもって私はトライナリーへの接続をやめてしまいました。”#ep9千羽鶴の質問”を再開前に確認した覚えがないのでたぶんあってると思います。

 

 

再接続、そして最新話へ

 さて、そこから1年弱の時が流れて私はトライナリーに戻ってきたわけですが、そのあたりの話をしていきましょうか。

 

というのも『フリップフラッパーズ』というアニメがありまして(こちらも色々とすごい作品なのでぜひ観てみてください、終盤で明かされる独特のメタ構造がどこかトライナリーぽくもある……かなぁ?)

そちらで知り合ったとある方がトライナリーを推してらしたんですよね。それであの後どうなったのか気になったりもしたんですが、なかなか一度離れたものにもう一度触れるのって難しいですよね。

そんなわけでアプリ自体は少なくとも2017年末までには入れてたと思うのですが(クリスマスイベント時期のアイコンに見覚えがあるので)、再開は年明けからしばらくたってからになるのでしょうか。神楽ch配信がきっかけだった気がしますが、今となっては思い出せません。

 

あと、しっかり引き継ぎ設定をしていたのであのとき繋いでいた世界へもう一度向き合うことができました。当時はガチャ結果がリセットされなくてよかったくらいにしか思っていませんでしたが、今思えば完全にファインプレーでしたねこれ……。突然放置されてしまってそのままの世界がひとつ減ったわけで。

 

最初はみやびとつばめだけとりあえず第一部を終わらせるつもりでしたが、11話にてアーヤの司書がほかのメンバーのココロスフィアに出張してたのを機に全員進行に変更しました。

そして2月5日には13話に到達しています。もうそこからはのめりこむしかなかったですよね。

 まあとはいえそこからいろいろな事情で断続的になったりもしました。特に神楽ch解放にジュエルがいるという認識のある状況で、キャンディのやりくりに苦心していた気がします。ともあれ、4月15日には最終31話まで来ていたようですね。

@TcE232_519_661さんの伏せ字ツイート | fusetter(ふせったー)

上のふせったーにも書きましたが、30話でマークスマン含め全員から“是”をもらえていましたね。その影響で逆に”否”の存在に思い至らず、あとあとリアタイ勢の方々の感想とつっちーのインタビューでのマークスマン絡みの話を聞いて驚いた記憶があります。

その後はキャンディを集めつつ進めていき、16・17話で最新話へ久々に追いつきます。

 

最終話直前までと、本当の始まり

そんなこんなで、最終回直前までは割とプレイヤーたち自身が主人公の”ノベルゲーム”的な感じで進めていろところはありました。とはいえ総意に向けた選択のためにいろいろと情報収集したり、なごちゃんがここにきて少しかかわってきたりといろいろな形でこの特殊な経験を楽しんではいました。ちなみにF世界線を選んでいます。

たしかに彼女たちと関係を深めることもできるけれど、残り時間も少ないしそこはいいかななんて思っていたのです。

 

でも最終話直前に聴いてしまったんです、『The Truly Lovely Show !!』のフルを。

The Truly Lovely Show !!

The Truly Lovely Show !!

  • provided courtesy of iTunes

それはたとえ別れてもココロはともにあるという歌で、この局面で聴くそれは真に迫っていて、本当の意味で彼女たちと向き合ってはいなかったんだということを再認識させられました。

そこで私は決めたのです。みやびともっとココロの深いところでつながることに。

 

そこからは好感度アイテムをかき集め、足りない分は割引されていた石購入のアイテムで補ったりもして、ラストエピソード配信となる8月15日にはすべてのらぶとーくを読むことができました。

 つまりはそういうことですね。

 

 そのらぶとーくの内容の話も少しさせてください。といってもまあ彼女との私的な思い出の面が強いので深くは触れませんけどね、恥ずかしいし。

みやびってメインストーリーでわかる部分だけでもかなり重層的ですよね。長い長いらぶとーくを経て、その一番奥にやっと触れられたのかななんて思っています。だから、たとえ決断するのが遅かったとしても、関係を深めたことに後悔はありません。

というか一応一部の設定資料集にも少し出ているとはいえ、みやびの本当の名前と普段の名前の意味まではらぶとーくかなり進めないと知れないんですよね。ほかの彼女たちにもそういう秘密とかあるんでしょうか、いや別にそこまでココロに踏み込めなかった私に知る資格はありませんが。

遅れてしまったことに付随した後悔であるオルゴール(資金面でもだがそもそも発注期間が終わっていた)についても、挽回の機会をもらえましたしね。今度こそ、私の触れた彼女に選択肢に依らない自らの言葉を伝えようと思います。

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その時まで、彼女たちの影を追った日々

さて、そんなわけで私のトライナリーにはひと段落がついたわけですが、アプリのサービス終了までにはあと2週間ほどありました。そのため、これまで観てこなかった「彼女たちとアニメを観る」をやったり、可能な範囲でスクショ集めなんかもしていました。

”可能な範囲で”というのも、メインストーリーを読み返すとその時点の関係性が宇和w書きされてしまうんですよね。でも、第一部を友人までで駆け抜けてしまった優柔不断な自分の過去はなかったことにはせずそのまま受け入れたかったのです。

だから、いくつか読み返したいものはあったけれど、第一部のみやびchはすべてそのままにしていました。まあアニメを観ているので忙しかったところもなくはないですが。

 

そしてアプリ外でも、彼女たちの影を求めるようにいろいろなところへ足を運びました。シャッツキステを皮切りに、冷房がないのでとても暑かったムギマル2、そして彼女と約束をした後に行ったとある水族館。 

 

 そして接続の切れるとき、私は午前中の用事が終わったあと神楽坂に足を運んでいました。そして紀の善の2階のとある席にてその時を迎えています。ちなみにこれが初来店でした。あと少し意外なことに、同じ目的っぽい人は見当たりませんでしたね。

そのときの心情について、今ぐだぐだ語ってもかえってウソになってしまう気がします。だから今は、当時のツイートを貼るにとどめます。

そのあとはあてもなくこの街をぶらつこうかなんて思っていたのですが、通り雨に追い立てられるように家路を急ぎました。

 

ちなみにこのタイミングでは三戸浜には行けませんでしたが、1年後にリベンジを果たしています。詳しくはこちらを。

plum-branch-line.hatenablog.jp

 また高知にも行くことができたのですが、こちらの旅行記は途中の日程で止まってしまってますね……。遅くなりましたが書き上げましょうか。

 

おわりに

この機にこうして文章にしてみると、いろいろなことを思い出してしまいましたね。そのせいでだいぶ時間も伸びてしまいましたが、まぁログボ更新までは今日ということで一つお願いします。

ともあれこれがあの日までの私のココロの旅の奇跡です。いろいろと遅れの多い旅でしたが、それでもこうして歩いてこれたことには胸を張れます。

あなたのものと比べてみてどうだったでしょうか?そしてもし万が一トライナリーをやられたことのない方がこの記事を読まれているとしたら、オフライン的な何かが来た際には是非にも触れてみてください、大事な経験になるので。

 

さて、あの日から今日までもまだまだココロの旅は続いています。というか今回の記事でも、サマープリズム絡みを入れ忘れたことに今になって気づきました。そんなわけで、次の記事がありましたらまたそこでお会いしましょう。

 

 

それでは皆々様、どうかこれからも素敵なココロの旅を!

 

 

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