電留線

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映画の試写会に初めて行った話

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今日……いや昨日の2020年8月22日には、こちらの『荒野のコトブキ飛行隊 完全版』の完成披露試写会を観に伺いました。

予約したのが少し出遅れたので席は左の方になりましたが、まあ観れただけ儲けもんです。

 

この作品は、2019年10月より放映されたTVアニメ『荒野のコトブキ飛行隊』に新規カットを加えた総集編的なものになります。

飛行隊というタイトルの通り迫力のある空戦シーンがウリで、放映当時に劇場での上映会もあり評判になっていました。しかし私は巡り合わせが悪くて一度も参加できず、この劇場版にはかなりの期待を掛けていました。

 

シアターに入ると、メインテーマのBGMがエンドレスでかかっていてテンションが上がります。

ちなみに入ってるお客さんとしてはそこそこの年齢層の男性がほとんどでしたね。まあコンテンツの性質上致し方なし。

 

時間になって電気が落ちると、まずは上映前舞台挨拶になりました。この時局ゆえに別会場からの中継という特殊な形で、こういうやり方もあるんだなと興味深く思いました。

詳細な内容についてはプレスや声優ガチ勢の方々にお任せしますが、コトブキ飛行隊6人の中の人の想いやオススメポイントをお聞きして、このあとの上映への期待は否が応でも上がります。

特に今回の音響調整が特別ってのと、MX4Dでも楽しんで欲しいってのは印象に残っています、本上映後の課題としても。

 

さて、それが終わるといよいよ本編上映に入ります。

今回の記事と致しましては、いったんネタバレを私の基準で最低限にしたものを書いて閉めたのち、書きたいことを無制限に羅列していくという形式にしたく思います。

 

まずはやはり劇場という場で観る意味でしょうか。やっぱり大きな画面ってのは最高ですよね、ただでさえ扱ってるのが飛行機って大きいものですし。遠景で乱戦を映すシーンでも個々の飛行機の動きがわかりやすく効果的でした。

そしてやっぱり音ですよ音!レシプロ機(雑に言うとプロペラ機)メインのコンテンツなんですが、エンジンの音にプロペラや機体の風切り音、そして空戦機動で機体の軋む音など位置と音量が共に適切な形で襲いかかってきて最高でした。

更に両者が合わさることで、4D上映じゃないはずなのに身体が動くような感覚さえ受けるのだから凄いですよね。本物の4Dで観てしまったらどうなるのでしょう。

 

続けてストーリーについてです。TVアニメ版では1話でいきなり夜戦をやってしまい、飛行機に慣れておらず見分けのつかない視聴者を全力で振り落としていきました。しかし、今回は舞台となる世界の説明などを新規カットを最初に入れることでかなり受け入れていきやすくなったかと思います。

総集編ってことで全体的に空戦シーンをメインにしており、ただでさえ早回しのコトブキの展開がさらに早くなっていますが、冒頭以外にも新規カットを入れることでそれを感じさせなくしています。

割と信者やってるコンテンツなので新規目線で公平なジャッジをすることはできませんが、こちらが初見でもきっとわかる……と思います。

 

そんなわけで『荒野のコトブキ飛行隊 完全版』は9月11日上映開始です。是非観てください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こっから先ネタバレです。

・音について詳しく1つ目。ジェット機出るの知らない方が楽しめるかなと思って上では書きませんでしたが、とにかくジェットの音が最高でした。特にイサオ機主観でキリエ機を追い回すカットの臨場感がたまらなかったです。

・音について詳しく2つ目。終盤の穴にロケット括り付けた羽衣丸を射出するシーン、劇場全体が震えて音的な意味での今回のベストシーンでした……あの迫力はクセになりそうですし是非体感してほしい。

・上でも少し書きましたが、穴の話をしてリノウチ大戦に繋ぎ、レオナとイサオの新規カットを用意して、コトブキ飛行隊の結成過程を描くって導入が最高でしたね……。なんで本編でこうしなかったんですか?

・レオナとザラのシーンはハルカゼのやつから引っ張ってきてて上手いなってなりましたよね。

・エンマとタミルが思ったより縁深かったんですが……なんかいいかもしれないになりました。あとあの学校ロイグが通ってたやつでもありますよね?

・チカのコトブキ入りした経緯がまさかすぎて、彼女は確実に彼女らしくイジツの空を飛んでるんだなって少し嬉しくなりました。

・追加カット/ボイスでイサオが何やってたか結構わかりやすくなってて良かった感じありません?コトブキ飛行隊との対立構造も強く表現されることになりましたし。

・キリエとエンマ周りの深掘りも非常に良かったです、腐れ縁からお互いが引っ張っていって今があるんでしょうねきっと。

・ロドリゲスが何故か最終回にいた理由が補完されたの面白くありません?それとともに、佐々木さんがコトブキに貢献しまくってたのが報われた気がして良かったねって感じにもなりました。

・エンマの最終回の撃墜後の追加カット予想外すぎません……?あれアリなんだダイナミック搭乗すぎる。ナツオ班長もよくやるなってのとエンマの耐久力高すぎではってのと。

・エンディングはTVアニメと同じく『翼を持つ者たち』で、尺が伸びた分追加カットが。謎のセクシーカットはこの際置いておきます。さてTVアニメでも出ていたユーカ・エリカ・ベルのハルカゼ飛行隊ラハマ出身組が出てたのはまだいいとして、小さくですがゲキテツ一家からフィオとローラが出てたので目ん玉が飛び出ました。ファンサービスか次の展開へのフラグか果たして……なんだったんでしょうね。

・2つの新規カットで同じぬいぐるみ?を使って、キリエとユーリア議員の関連性を描くの見事だなって。そういえばオフコウ山の下りサブジー関係以外は全カットでしたし。

 

今度こそ本当に終わり。