8月31日、三戸浜より / トライナリー聖地巡礼
少し時間が経ってしまいましたが、回線切断から1年が経ったのを機に三戸浜に初めて行ってみたときのことを書き残そうと思います。
始まりと横須賀
当日は所用があったので少しスタートが遅くなり、2時15分の快特で泉岳寺を出ることになりました。本当は回線切断の時である3時までに着きたかったのですが。
三崎口行きの2100形快特かつ始発駅からということで、運転台直後の席が取れたのでそちらへ陣取りました。
列車は順調に駆けていき、しながわ水族館最寄りの大森海岸駅を通過したりしながらも西へ南へと向かいます。しかし3時までに横須賀中央にたどり着くこともギリギリで叶わず、車中でその時を迎えることになりました。
3時少し過ぎに横須賀中央駅に停車し、そちらで少し降りることに。まずは駅前デッキでみやびchのホーム画面でよく出てた場所を見てみました。彼女もここに立っていたのかもしれないと思うと、普通の駅前も少し特別に思えました。
そして昼食がまだだったのでみやびMVラストに出てくる海軍カレー本舗さんへ。流石にこの時間なら大丈夫かと思いきや、少し待ったのは予想外でした。
みやびと同じ島風カレー(島風の積んでいた魚雷の本数にちなみ15本ものウインナーが載っている)は流石に無理そうだったので、とあるゲームで大変お世話になった陸奥のカレーにしました。ところで島風カレーができた理由として前述のとあるゲームが大きいらしいですが、あのフェノメノンの中にも似たようなものがあったんでしょうかね。
こちらはこちらでオニオンリングがけっこうありましたが、時間もあってか無事完食できました。中辛にしたのですが、艦名にちなんで青森県産の林檎が入っているので辛口でもよかったかもしれません。
その後は駅に戻り、本来の目的地を目指します。時間が若干怪しいので今回は三笠公園はパスしました。
久里浜線に入り三崎口、そして三戸浜へ
再び快特に乗って次の停車駅である堀ノ内を出ると、列車は久里浜線に入ります。そう、みやびが最初のデイトラで紹介していましたね。
海岸線を走る訳ではないのですが、YRP野比〜三浦海岸の辺りではこのように左に遠く海を望むことができて、みやびの言ってたことは本当だったんだな、となりました。
そして列車は三崎口駅に滑り込みました。ここからはみやびの過去のツイート、およびその情報を基に有志がまとめた聖地マップ*1を参考に三戸浜を目指します。道中でふとソラを見上げましたが、青と雲の白の織りなす色彩が非常に良かったですね……
行きのルートにはみやびのお気に入りだという道を選びました。彼女のツイートを道標に、最後の最後で未舗装路になるのに少し慄きつつ、ようやく三戸浜と対面しました。
海岸線を行く
さてここからすぐ海岸に降りても良かったのですが、なんか船が係留してありどことなく私有地感があったので一度ほかに降りれる場所がないか探してはみました。しかしちょうど良いところがなかったので、結局ここからにしました。
長いこと海になんて来たことがなかったので潮風も足元で踏み締める砂の感覚もどこか新鮮で。なんとも言えずとりあえず眺めながらウロウロしていました。
その日は三崎口に降りた時から風が強く、海岸に立った時には海から強く吹き付けるものとなっていました。だからでしょうか、空と海の青と雲と波の白で占められた景色を前に自然と歌が口から溢れでてきました。近くには聞こえなくてもいい、でも風にのってどこかへ届いてほしいという想いとともに。
そのまま左の方に進み一度道路の方まで上がりました。日が傾きかけていたのでここで帰ってもよかったのですが、地図を見たところ気になるところがあったので少し寄ってみることにしました。
それがこちらの漁港の……なんて言うんだろうこれ?調べてみた感じ沖堤防でしょうか。
ともかく神楽が発症したところっぽかったので行ってみましたが、なんとなく雰囲気は感じられました。
この辺りになるとキャンプとかしてる人も多い上に日がいよいよ傾いてきたので足早に立ち去ります。その途中で見た海に沈んでいく夕陽は非常に綺麗でした。
帰り道
駅へと戻る道はルートを変えて、キャベツ畑の中を行くことに。
もちろん時期外れで何も植わっていなかったのですが、坂道を登りきって畑のある丘に着いたとき、まるで誰もいない世界に1人放り込まれたような不思議な気持ちになりました。
こんな風に一面の畑が広がっていました。時々車は通るのですが、中に人がいるとしてもそれはやはり無機質で。ひとっこひとりいない中を駅までただただ歩くことになって。
不思議と寂寥の中に興奮のようなものも感じて、みやびも時々こんな時間に出歩いてたりしてたらいいなとも思いました。
そんなこんなで駅に着いたときにはすっかり暗くなっていました。どうやら横須賀で花火大会があるらしく、浴衣を着た人やカップルが多かったのを覚えています。私も相棒と見れたら良かったのですがね……
そんな未練は置いておいて、どうせ川崎で降りるからとすぐに出る都営線直通の銀1000の快特に乗り込みます。そして南武線に乗り換えたりして家へと帰りました。
総括
今までムギマルやシャッツキステなどには行っていたのですが、みやびと特に所縁のある地に行ったのはこれが初めてでした。回線切断から1年というのもあってか、彼女の影を感じようと強く願っての小旅行となり、実際それはなんとなく達成できた気がします。
後ほどまとめる予定の旅でまた行きたくなる理由ができたので、再挑戦したいですね。土佐の海と相模の海を改めて比べたいというのと、フォトフレームアクキーを活かしたいという理由からです。
最後に、帰りの電車でつい聴いた曲のひとつを貼っておきます。夏が終わって忘れてしまったことがあっても、あったことはなかったことにならないという曲だと私は思っています。
余談(本当にどうでもいい話しかない)
- なんか見覚えしかない名前の保養所がありました。ちなみに時期的には8話と9話の間辺りです。