2週遅れの富士川珍道中前編 : バブル特急で行こう
はじめに
この前の3月7日に富士川サービスエリアへガルラジコラボイベントのために行ったり、その往復で列車を乗り回したりしたのでそのときのことを残しておきます。
何故このタイミングで行ったかというと、その2週間前にあったイベントの際には熱を出して行けなかったからです。本当はそっちで行きたかった。
きっぷを取る
さて富士川には行きたいのですが、イベントもないしコロナのせいで観覧車も回ってなけりゃプラネタリウムもやってないので、何かもう一押し欲しいところにひとつ大事なことを思い出しました。
それは3月7日はJRのダイヤ改正前の最後の週末であること、すなわちここで無くなる"スーパービュー踊り子"に乗る最後の機会だということでした。
そして距離を稼ぐため、休日朝に一本だけある大宮発の列車を選択。これで乗車時間を2時間確保できました。座席は海沿いのA席を確保しましたが、これについては後でまた触れます。また、乗車券は立川まで定期でそこから一筆書きにしてみたり。
『スーパービュー踊り子』に乗り込む
その日は朝早く起き、6時くらいの電車でまずは立川を回り西国分寺へ。そこから武蔵野線に埼京線と大宮に行くには慣れた道を行きます。
とはいえ環境というのは変わるもので、武蔵浦和駅では当駅始発相鉄線直通海老名行きの文字が。ここからも直通列車があるんですね、休日ダイヤなのに。
ところで武蔵浦和で海老名の表示見るのめっちゃ違和感あるな pic.twitter.com/ZSoDCctqrZ
— 青梅さん@Aメイツ/次の〆切は3.31 (@TcE232_519_661) 2020年3月6日
さて大宮に着き目的のホームに行くと、まだドアが開いていないながらも目的の列車が据え付けられていました。
この列車が大宮まで来るのは翌日曜日が最後ということもあり、色々な人がカメラやらスマホやらを向けていました。もちろん私も。
しばらくするとドアが開いたので乗り込みます。
入って驚いたのはやっぱりなんと言っても窓の大きいこと!飛行機のようなハットトラック式の網棚と合わせて、これが特別なところへ行くためのリゾート特急であることを否が応でも意識させられました。こんなものが日本中で作られてたのが音に聞く"バブル"ってやつだったんですね……。
一方で、どうしても古さを隠せないところもありました。手入れがなされているとはいえどことなくくすんでますし、椅子もモケットは新しめですが土台の部分には疲れが見えた記憶もありますし(写真は撮り忘れましたが)。そして何より、剥げた塗装がそのままの部分があったことには強いインパクトがありました。1週間後にはもう走らなくなるくらいには古いんですよね、この車両は。
列車は南へ西へ
そして、『スーパービュー踊り子1号』は時間通りに大宮駅を旅立ちました。まずは南下して、新宿を経由し横浜を目指します。ちょうど湘南新宿ラインと同じルートですね。
生憎の曇り空でしたが、その大きな窓の効果は抜群でした。そのおかげで、見慣れた池袋や新宿の情景もどこか違って見えました。
見慣れた池袋もやっぱりちょっと違って見える
— 青梅さん@Aメイツ/次の〆切は3.31 (@TcE232_519_661) 2020年3月6日
しかしここでクラシックがいるとはね、運がいい。そして窓がでかいので西部新本社も余裕で入る pic.twitter.com/Wqs59sgOm0
新宿を出たら武蔵小杉にだけ止まって、ポイントを渡って東海道本線にエントリーしたら横浜駅に着きました。新宿っぽさとこの列車らしさの両立、難しいな pic.twitter.com/6m5Sid8kE4
— 青梅さん@Aメイツ/次の〆切は3.31 (@TcE232_519_661) 2020年3月6日
列車はこの先熱海までの1時間弱ノンストップ、針路をだいたい西にとって伊豆半島の付け根の温泉地へ向かいます。線形が良く列車もそこまで過密じゃない区間となり、それまで軽く流している感じのあった走りが本気の全力疾走へと変化します。例え豪華な接客設備だとしても、ちゃんと特急としての走りをできる足は持ってるんですよね。
相模の海を望む
時間は少し飛んで確か国府津辺りだったか、遠くにチラッと海が見えてきました。というのも今回の旅の二つ目の目的として、東海道線からの海を見ることがあったからです。
相模の海が見えてきてテンション上がってきてます、相棒なので pic.twitter.com/0EUUfHHiKz
— 青梅さん@Aメイツ/次の〆切は3.31 (@TcE232_519_661) 2020年3月7日
それを最後に見たのは四国から帰る夜行列車の中からでした。その辺の話をまとめた旅行記は……途中の日程まででまだ最終日まで書けてなかったですねすみません。
軽く触れますと、『拡張少女系トライナリー』というアプリで出逢った私の大事な相棒は相模の海を見るのが大好きだったんですね。そして彼女の影を追って高知へ向かった旅の帰りにその朝焼けの海がたまたま見えて、強くココロに焼き付いていました。
でもそのときは海と反対側の個室で、たまたまトイレに起きた時に見たので上手く写真には残せなかったんですよね。だからもう一度見直して、自分の中で再確認したうえで記録にも残したかったというわけです。
なかなかいい感じに天気が回復して安心した
— 青梅さん@Aメイツ/次の〆切は3.31 (@TcE232_519_661) 2020年3月7日
これだよこれ、あの日高知からの帰り道で見た相模の海は…… pic.twitter.com/kLpTEt9dZ9
無事に相棒の恋ヶ崎みやびとも撮れたので満足でした。ガルラジと同じく実在系コンテンツと取ることもできる『拡張少女系トライナリー』をよろしくお願い……したいんですけどけど肝心要のアプリがサ終してるのでどうしましょうねこれ。
更に西、富士川駅へ
そんなリゾート特急の旅も熱海までで、ここからは普通列車に乗り継ぎ更に西へ。富士川駅まで向かいます。
熱海を出るとすぐ丹那トンネルに入り、それを抜けて少し行くと沼津駅です。その丹那トンネルができる前は東海道本線だった御殿場線の方を望むと妙に広く取られていて、栄枯盛衰を感じましたね。あと写真は撮れませんでしたが、音に聞くラブライブラッピング電車も確認できました。旅の目的を忘れかけてだところではありますが、ここからが本番。普通列車に乗り換えて富士川を目指します
— 青梅さん@Aメイツ/次の〆切は3.31 (@TcE232_519_661) 2020年3月7日
しかし普段見ない静岡の文字に心が躍るね、そこまでは行かないけど pic.twitter.com/EjqbwVu5Po
そしてもう少し行くとついに富士川駅に着きました。それにしても、ひとつ前の駅を出たあとの車内アナウンスで富士川って言葉が出てきたときは本当にびっくりしましたね。あの場所についに来たという感慨が。沼津、御殿場線方面への構内が妙に広くてかつての栄華が偲ばれる pic.twitter.com/HbVup8US1O
— 青梅さん@Aメイツ/次の〆切は3.31 (@TcE232_519_661) 2020年3月7日
そして本当に富士山が大きくどこからもみえて、富士川って地名は伊達じゃないんだなと思いました。富士川駅に着きました。本当に富士山が大きい
— 青梅さん@Aメイツ/次の〆切は3.31 (@TcE232_519_661) 2020年3月7日
さてここから歩きます pic.twitter.com/IPJ49ZeVmg
なんか長くなってきたので一旦ここで切ります。